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クリスマス

この時期になると毎年街中がクリスマス一色になって、最近はLEDの普及のせいか青白い光でそこら中ライトアップされる。そうするとまた例年その反動から「日本人の多くはキリスト教徒でもないのにけしからん」という意見が出てくる。まあそうした反論も含めて年末の恒例行事という感じ。

でもちょっと待ってほしい(朝日新聞風)、そもそもキリスト教の起源のイスラエル近辺には、もみの木もトナカイもソリも煙突も無いんじゃない?

ちょっと気になったので調べてみた。「クリスマス 起源」でググってみたところ、「クリスマスの起源と伝統」というページが最初にヒットしたので読んでみた。それによるとクリスマスの起源は、そもそもキリスト教ではないらしい。

では、いつ生まれたのか定かではないキリストの誕生日がなぜこの日になったのか、その事情はとても興味深いものがある。当時のローマでは、太陽神を崇拝する異教が大きな力を持ち、ほぼ冬至にあたる12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていた。そこでコンスタンティヌス帝と教会の思惑が絡み合い、異教徒との対立や摩擦を生むことなくキリスト教が浸透するように、この日が降誕祭に選ばれたというのだ。

ふーむ知らなかった。ようするに、クリスマスはオリジナルなキリスト教とは別に、後付けでヨーロッパの冬至のお祭りの風習を取り入れた、ということか。そうだとするとクリスマスのアイテムが全体的に北欧系な感じがするのも納得できる

またこのページによるとクリスマスの祝い方も日本人が想像するクリスマス以外にもいろいろあるみたい。チキン (or 七面鳥)を焼いて、みんなでパーティーというクリスマスが全てではないみたい。もしかしたら、多くの日本人がイメージしているのは「アメリカ式クリスマス」ってことなかも。さらに言えば、進駐軍が持ってきたクリスマスなのかも。アメリカの兵隊さん達のパーティーなんだか楽しそう…みたいな。

というわけで、もともと起源もあやふやなお祭りなのだから、うるさいことはいわず楽しみたい人はまあ勝手にやればいいんじゃないだろうか。調べた結果、一番どうでもいい結論になったような気がする。