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誰も得してない

問題は内定取り消しより新卒偏重では – 雑種路線でいこう

本当にその通りだと思う。最近の大学生を見ていると、学部の3年生から就職活動を始めて、それから4年生の半ばまでずっとかかりきりみたいだ。なんだか学生生活の一番楽しい時期を棒にふっているようで、ちょっとかわいそうな気がする。ロスジェネ世代以降、すっかり世の中は「正社員=勝ち組」といったような雰囲気だが、これからさらに酷くなりそうな景気のせいで、この傾向がさらに強まるのかと思うと、なんだか窒息しそうな嫌な世の中だ。

このまま新卒偏重をつづけていって、いったい誰が得してるんだろう。

  • 正規雇用社員:会社を辞めたら、いまの立場を失なってしまうので意地でも辞めるわけにはいかない。無茶な業務やサービス残業も仕方なく受け入れる。プライベートな時間はほとんどなし。
  • 非正規雇用:不況になるとすぐにリストラ。給料はずっと据え置き。将来の保証なし。
  • 経営者:優秀な社員が集まらない。社員のモチベーションは下る一方。まじめな社員が鬱で退職していく。
  • 退職して逃げきった世代:将来自分達を支える世代がいない。子供がパラサイト。社会の敵扱い。

かなり暴論なような気もするが、やっぱり、だれも得していないような…。業界によっては、こうした傾向は変わりつつあるのだろうと思うけれど。