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140文字で思考する

昨日、Twitterのウィジットについてこのブログにメモしたら、なんだか急に更新意欲が出てきた。というわけで、久しぶり(調べてみたら、何と2ヶ月ぶり)にここを更新。

散々言い尽くされてきたことではあるので、いまさら表明することでもないのだけれど、Twitterを始めるとブログの更新意欲が激減してしまった。Twitterに嵌ってしまった多くの人が共通して感じている現象だと思う。

Twitterの存在を知ってまず驚くのが、140文字制限という枠組みだ。そんな少ない文字数じゃ何も語れないよと誰もが最初は思う。ところがいざ始めてみると、大概のことは140文字で事足りてしまう。そうすると、「なんだこれだけでいいじゃん」ということになり、今までブログに書き散らしていた文章は、何て冗長なものだったのかと思うようになる。

一度140文字の枠に慣れてしまうと、何かがあると、とりあえず140文字以内で書くことが習慣化して、それ以上書くこと自体が段々と億劫になってしまう。Twitterの成功の秘訣はこの140文字という設定が絶妙だったせいもあるのかもしれない。ちょうど、思いついたことをとりあえずそのまま書くのにちょうど良い分量。あまり短いと言いたいことが書ききれないけど、それ以上書くとなるともうすこしテーマを掘り下げないといけない。そして、単純な思いつきから長文へするにあたって、そのテーマについてさらに奥深く入りこんでいく作業が思いの外面倒くさい。書いているうちに飽きてしまって、結局アップしなかったりすることもある。

まあ、極端なことを言えば、日常の仕事でやっている大概のことは140文字で表現できる程度の内容だったりする。そんなに頻繁には、根本的なところからロジカルに考えるようなことはしていない。大抵は一度やったことの繰り返しだったり、普段やっていることにちょっと変化を加えたりしながら、日々の仕事をこなしている。

Twitterも楽しいけど、たまにブログくらいの文章は書くようにしないと、深い思考をすることなくどんどん条件反射で日々が過ぎてしまって、ちょっと良くないかもしれない、と思った。

でも、ここまでの内容を、もしTwitterで

「Twitterの140文字の枠組みだけで考えてたらマズいよな。たまにはブログも更新しよう。」

と書けば済んでしまうような気もする。うーむ。