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多摩美 – Media Lab. I 2017

第10回 データ彫刻を作る – openFrameworks3Dグラフィクス基本とビジュアライズ

今回は前半でopenFrameworksにおける3D表現の基本について解説し、後半に3Dを用いてデータを表現するにはどうすれば良いのかについて考えていきます。

このワークショップでは、ここまで主に2次元平面上での描画による表現を扱ってきました。今回は2次元での表現からさらに(文字通り)次元を越えて、3次元空間での表現について考えていきたいと思います。openFrameworksで3Dグラフィクスを扱う手法はこれまでとさほど変化はありません。なぜなら、openFrameworksの描画の基本はOpenGLで行っています。OpenGLはそもそも3次元のグラフィクスの描画のために開発されたライブラリであり、最初から3次元空間をとり扱うための様々な機能が備わっています。しかし、3Dの物体を扱うには、これまでとは違った様々な要素が加わります。カメラ(視点)、ライティング、光と影(シェーディング)、奥行の重なりなどといった2次元の平面には無かった様々な技術や概念の理解が必要となります。

後半は、前半で身に付けた3D表現を用いて、IoT機器で計測中のデータを3Dで表現できないか考えていきます。今回はデータをわかり易く表現するというよりは、データから生成される形態そのもの、「データ彫刻」のようなものを面白く見せるための工夫をしてみます。

スライド資料

サンプルプログラム

今回のサンプルプログラムは、WSのGithubリポジトリのweek10を参照してください。