SFC - デザインとプログラミング 2019
第7回: p5.js Libraryを使う 1 – p5.dom でHTML 5オブジェクトを使う
p5.jsは、その設計思想として、構造をあまり複雑にせず創造的な部分に集中できるよう焦点を絞っています。グラフィクスとモーションを作り、マウスやキーボードといった汎用的な入力デバイスに反応する機能が基本です。しかし、それ以上のことを行うために、p5.jsではライブラリー (Libraries) というものが用意されています。ライブラリーとは汎用性の高い複数のプログラムを、再利用可能な形でひとまとまりにしたものです。p5.jsでも用途に応じて様々なライブラリがまとめられ、入手できるようになっています。
今回はp5.jsのライブラリーを使う第1弾として、p5.domを使用します。このライブラリーによって、p5.jsのcanvasの枠を越えて、HTML 5のDOMに直接アクセスすることが可能となります。例えば、Webブラウザで用意されている、ボタンやチェックボックス、スライダーなどのGUIのパーツを利用したり、Webカメラやマイクなどのデバイスへのアクセスしてインタラクションすることが出来るようになります。