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ダブリン3日目

はたして読んでいる人はいるのだろうかという不安を抱えつつ、まだまだ続くダラダラ旅行記。

4月24日。ダブリンの都市部も面白いのだが、もっとアイルランドの田舎の風景も見てみたいと思い、ガイドブックやインフォメーションセンターで入手したチラシを比較検討して、Kildareというダブリンから南へ電車で1時間ほどの田舎町に行くことにする。

朝10時ごろホテルを出て、バスで街の中心部へ行く。そこから路面電車で移動し、街の西側にあるヒューストン駅へ。ダブリンの路面電車は低床式のバスのように床が道路スレスレで段差がない構造になっている。まだ開通して数年しか経っていないようなので、車両も駅もとても綺麗。快適にヒューストン駅まで移動できた。

ヒューストン駅でKildare行きの切符を買って、電車に乗りこむ。ベルファストから移動してきたときと同じような、4人掛けのボックスシートの並んだ列車。

ダブリンを出で10数分で、あっという間に窓の外はアイルランドの田園風景に変化した。緑の草原が広がり、牛や馬や羊がちらほら。絵に描いたような田舎の風景。こういうのが見たくて今日は田舎を目指したので、大満足。景色を楽しみながら1時間弱でKildareの街に到着。

駅を降りて数分歩くと街の中心に着く。といっても交差点のロータリーの周りに数件の店と観光案内所があるだけ。観光案内所で地図と帰りの電車の時刻を貰い、さっそく付近を歩いてみることにする。ちょっと歩くと電車の窓から見えた、アイルランドの田舎の何もない光景が広がる。草原と牛と馬。気持ちいい。道中では、古い修道院の跡や、墓地など一応の名所もある。気分で立ち寄りながら、あとは草原の中の道をのんびりと歩く。

街の中心から3〜40分歩いたところに何故か日本庭園があった。せっかくなので見学してみる。なんだか微妙にピントのずれた日本庭園で面白い。枝が巨大に伸び放題の豪快な盆栽や、ちょっと変な石灯籠など、微妙にVOWっぽい庭園。みうらじゅんが見たら喜びそう。しかし欧米人の観光客たちは真剣な表情で見物していた。

また来た道を引き返し、街に戻る。帰りの電車までまだ時間もあるので、道端のパブに立ち寄る。一度は入ってみたかった、地元のアイリッシュパブ。まだ昼間なので客は僕の他は地元っぽいおじさん1人しかおらず、そのおじさんもしばらくしたら帰ってしまった。貸切状態に。チキンを挟んだホットサンドをつまみながら、またもやギネスを飲む。美味い。日本から持参した文庫本を読みながら、時間をかけてゆっくりと飲む。アイルランド旅行の目的がほぼ達成されたような満足感。来てよかった。

電車にのってダブリンに戻る。ヒューストン駅から路面電車で中心街に帰る途中にジェイムソンというアイリッシュウイスキーの工場があったので、ここでお土産を数点購入。おそらく日本でも買えるのだろうし、日本の安売量販店と値段も違わないのだろうと思いつつ…。

アイルランドの最後の夜は、テンプル・バーというダブリンの中心街のパブ密集地域でパブをはしご。いくつかの店ではライブ演奏なども行っており楽しい。しかし、必ずしもアイルランドの伝統音楽をやっているとは限らず、カントリーっぽい曲や、フォークなどジャンルは様々。よっぱらって躍りだす観光客っぽいおばさんや、ダブリンから来たという数人の集団が歌手となんだが楽しそうにやりとりしながら盛り上がってる。言葉がもっとヒアリングできればさらに楽しそう。もちろん、わからなくても十分楽しめるのだが。

すっかりいい気分でホテルに帰還。明日はなんと朝の3時起き。はたして起きられるのだろうか…












Atsushi Tadokoro — 27 April 2007 17:03
読んでいる人がいて、嬉しいです :-) ヨーロッパは物価が高く、たいしたものは買えなかったのですが、一応お土産ありますので、都合の良いとき連絡ください。
77 — 27 April 2007 09:03
読んでるよー お帰りなさい。楽しい旅だったようだね。 また連絡します。 土産話でも聞かせてください。