メディア芸術演習 VI – メディア・アート II 2014
- 多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース
- 対象: 3年
- 後期
- 担当:
- 火曜 3〜4限: 田所 淳
- 水曜 3〜4限: 平川 紀道
- 助手: 時里充
演習について
この演習の田所担当の火曜日では、openFrameworksを始めとする、オープンソースのソフトウェアフレームワークを用いて、メディアアート作品を制作するための実践的なスキルの習得を目標とします。
ここ数年、openFrameworksやProcessing、PureData、vvvvなどの開発フレームワークの発展に共なって、「クリエイティブ・コーディング (creative coding)」と呼ばれるコードによる表現も徐々に市民権を得てきています。こうしたコードによる表現は、メディアアートやコンピュータアートの分野で今後も重要な役割を果たしていくでしょう。
コード(プログラミング)による表現と一口にいっても、そのジャンルは多岐にわたります。今期のメディアアートIIでは、受講者の制作する作品の計画にあわせて、必要となる技術やそのノウハウを適宜紹介していく形式にしていきたいと考えています。
これからの卒業制作に直結するコアとなる技術をしっかりと身につけられるよう、積極的な参加を期待しています。
講義資料
- 第1回 : クリエイティブコーディングの現状、openFrameworksのセットアップ
- 第2回: openFrameworks、プログラミング初めの一歩
- 第3回: openFrameworks基本 – プログラムの構造をつくる、OOP入門
- 第4回: openFrameworks基本 – 動きを極める、アニメーションのための様々なアルゴリズム
- 第5回: openFrameworks Addonを使用する 1 – ofxGui、ofxBox2d
- 第6回: openFrameworks Addonを使用する 2 – ofxOpenCv、ofxCv
- 第7回: openFrameworks 作品制作のためのTips、画像・動画を使用、グリッチ(glitch)
- 第8回: openFrameworks 3Dグラフィクス、OpenGL
- 第9回: openFrameworks 複数のシーンの管理・切替え、ofxStateMachine
サンプルファイル
講義で紹介したプログラムのサンプルは、Githubのリポジトリで公開します。サンプルは逐次追加していく予定です。Githubの使い方については、講義内で解説します。