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離れてみると見えてくるもの

(写真はBing image creatorで作成)

以前熱中していたものも、少し距離をおいてみると別のものが見えてくる。自分にとって、X(Twitter)がまさにこの状態で、一時期は狂ったように書き込んでそれ以上にTweetを読み漁っていたのだが、最近は数日に1度くらいしか開かなくなってしまった。投稿も今は主に告知や宣伝に使うのみ。

一旦離れてX(かつてのTwitter)を眺めてみるといろいろ問題が見えてくる。まず、1つのトピックスがクローズアップされ過ぎな印象を受ける。特定のトピックスがある閾値を超えて関心を集めるとその話題ばかりになってしまう。さらに付随する問題として、特定の人(いわゆるインフルエンサー)の発言の影響力が強すぎる。それに迎合して多くの人が特定の対象を口汚く罵るチキンレースになっていき、ちょっと謝罪するくらいでは許されない。次の怒りの対象が出現するまではずっと攻撃し続けられる。

いったんその渦の中から離れてみると「あれっ? でもその問題て自分の生活と全然関係無くない?」と気付く。他人のスキャンダンルになんでそんなに憎悪の感情が生まれるんだろう。やっぱりそれって、SNSの構造的な問題なのかもしれない。他人を糾弾する熱狂の渦の中にいると、その異様さに気付かない。

自分の生活に全然関係のない他人に憎しみの感情をぶつける時間を、自分が楽しいと思う活動にあてたほうがずっと良い。精神状態も安定するし、活動の成果が自分に報酬として返ってくる。SNSで怒っていても何も生みださないし、逆にSNS運営会社の資金源になるだけ。

Xから乗り換えて使用中のThreadsは、たぶんそういうことに嫌気がさした人達の避難所になっているので、いまのところ居心地は良い。でも、悪意をもって憎悪を煽る人達が参入してきたら、たぶんすぐに壊れてしまうんだろうなあ…