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どっちも真理

最近話題になっていた、ある人材開発コンサルタントの書いた「逃げるクセがついた人は、いつまでたっても「有能感」が満たされません」 というエントリを読んでいろいろ考えてしまった。

どんな仕事にも「有能感」という「人間は、自分は有能でありたい」という感覚がエネルギーとなっている。そして、その「有能感」は「現場で必死に戦い、努力して、結果を出すことでしか獲得できません」という意見。

確かにそうなのだと思う。すぐに達成感が得られて面白い仕事なんてほとんど無いだろうし、そんな簡単なものだったら「有能感」は薄いのだと思う。そういった点で、仕事って楽器をマスターしたり、スポーツをするのに似てるのかもしれない。

ただ一方で、全てはそうとも限らないような気もする。この人は成功した例だけれど、世の中には必死で与えられた仕事と格闘するものの、いつまでも「有能感」が満たされないまま、つらい思いで働いている人もたくさんいる。

このエントリとほぼ同じ時期に、Tumblrで見付けたとある企業のマニフェストにぐっときた。

http://shop.holstee.com/pages/about

こちらも、やはり真理のように思う。

これは、あなたの人生。好きなことをしなさい。頻繁に。気にいらないことは、変えなさい。いまの仕事が嫌なら、辞めなさい… (中略) … 人生は短い。

いまやっている仕事を続けていれば、常に成功するとは限らない。なので、せめて好きなことをするべきなのかもしれない。ただし、ある程度その仕事と格闘してみないと、その面白さがわからないのも事実。でも、人生は一度きりの短いものなので、その全てを確かめることはできないし。

難しい…

Toshiyuki Ogura — 21 March 2011 15:11
簡単に答の出ない問いですね。 私も同じようなことでよく考え込みます。 私は、逃げたことで有能感を得られなくなった経験を実際にしたので、紹介されたエントリにはかなり同意できます。 ただ、生き方は人それぞれだとも思います。 単純に、現在より収入の多い仕事にありつけるなら、それが好きな仕事かどうかはさておいて、また、現在の仕事をやめることが逃げになるとしても、どんどん転職していくという生き方もあるでしょう。 また、好きなことを仕事にすると、その仕事をしていく過程でいやなことや辛いことを経験し、好きだったことが嫌いになってしまうかもしれないから、それを避けるために好きなことはあえて仕事にしないでおくという生き方も、あるように思います。 もう何年も前に、雑誌のインタビューか何かで、養老孟司氏が、「仕事というものは自分のものではなく、人様のものだ」というようなことを言っていたように記憶していて、それが今でも心に残っていいます。 そう考えると、仕事をすることで自分が喜ぶことが大事なのではなく、人様が喜ぶことが大事だという風に思えてきます。 そうすると、自分がその仕事を好きであるということは、仕事をするに当たってそれほど優先すべきことではないのかもしれません。 これも数年前に、J-WAVEのSOUL TRAINという番組かその後の番組で、MC Ryu氏が言っていた言葉なのですが、「給料は我慢代」ということも、真実を言い得ているように思います。 私は個人的には、「好きな仕事をやって食べていけるのなら言うことはないが、食べていけるのなら好きな仕事でなくてもそれで十分良いではないか」という、ごく当たり前に思える考えに、今のところなっている気がします。 と、ここまで書いたところで思ったのですが、このエントリの趣旨は、ひょっとして「好きなことをするためにどれだけリスクを取れるか、あるいは、取るべきか」というようなことでしょうか。 そうだとしたら、なんだか的外れなコメントをしてしまったような気もします。