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openFrameworksのプロジェクトをXCode4 + Gitでバージョン管理

あ、いかんBlogの更新をサボってしまった。というわけで、コネタ的な更新。

XCode4から、ファイルのバージョン管理システムが統合され、とても便利になった。SubversionだけでなくGitにも対応しているのが嬉しい。そんなわけで、これを機会に自分自身のプロジェクトのバージョン管理をSubversionからGitに移行しようということで試してみた。

通常であれば、XCode4のプロジェクトを新規に作成する際にSource Controlのチェックボックスをチェックするだけ。とても簡単。

XcodeScreenSnapz001.png

ところがoFの場合は用意さているXCodeのプロジェクトファイルをコピーして始める方法が一般的なので、この方法がつかえない。既存のプロジェクトをGitの管理下に移行する必要がある。といっても、手順はさほど複雑ではない。まずいつものようにemptyExampleをフォルダごとコピーする。例えば、emptyExampleGitといった名前のフォルダにする。ターミナルを立ち上げて、このemptyExampleGitフォルダまで移動。例えばこんな感じ。

% cd /Users/tado/Documents/of_preRelease_v007_iphone/apps/myApps/emptyExampleGit/

ここに、gitの環境を構築する。まずは以下のコマンドでGitを初期化して、.gitディレクトリを作成する。

% git init

普通はこのままでも良いのかもしれないが、XCodeの設定ファイルなどはGitで無視されるように設定ファイルを書いたほうがより便利かもしれない。下記のようなファイルをテキストエディタで作成し、「.gitignore」というファイル名で保存する。

[sourcecode]
# hidden/temp files
.DS_Store
*.swp
*~.nib

# Build dir
build/

# Xcode project files except for the project file
*.xcodeproj/
!*.xcodeproj/project.pbxproj
[/sourcecode]

もしその他にもGit管理下から外したいファイルがある場合はこのファイルを適宜編集する。これで準備ができたので、カレントディレクトリの内容を全てGitに追加。追加された内容を確認する。

% git add .
% git status

問題ないようであれば、最初のコミットを行う。

% git commit -m "initial commit."

これでこのemptyExampleGitはGitの管理下に入ったはず。このままプロジェクトファイルを起動するとGitでバージョン管理された状態で使用できる。

しかし毎回この操作をするのもちょっと面倒。なので、新規にプロジェクトを作成する際には、このemptyExampleGitプロジェクトのクローンを作成して始めるのが楽ではないかと思う。(※ このやりかたがGitの作法的に正しいかどうか、ちょっと自信なし。問題あるようなら指摘してください…)

クローンを作成するのはXCode4を使えば簡単。まずXCodeを起動して、「Welcome to XCode」の画面を開く。ここで「Connect to a repository」を選択する。

XcodeScreenSnapz002.png

次に表示される画面のlocationに、先程作成したemptyExampleGitディレクトリの場所をフルパスで記入。

XcodeScreenSnapz003.png

プロジェクト名を指定して、バージョン管理システムの種類をGitに指定。あとはプロジェクトの保存場所を聞かれるので、プロジェクト名を新規に決めてoFのappディレクトリの中のサブディレクトリ (※ myAppなど) に保存する。

XcodeScreenSnapz004.png

これでプロジェクトファイルを開くと、Gitでバージョン管理された状態になっているはず。便利!!

XcodeScreenSnapz006.png

オーガナイザーにもきちんと登録されています。

XcodeScreenSnapz007.png

お試しを!