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不惑
今日でついに、不惑(40歳)となりました。
これまで大病や大きな怪我をすることなくこの歳まで生きてこれたことに、親と幸運に感謝せねばと思う。
Facebookの自分のタイムラインを見返していたら、ちょうど10年前の2002年に、多摩美で非常勤講師を始めてた。その前年の2001年にフリーランスになっているので、この10年はフリー生活がなんとか軌道にのせることのできた10年だったのかもしれない。これまで全く縁の無かった人に教えるという仕事も、10年でようやく慣れてきた感じがする。気がつけば多くの知人友人ができ、多くの人の縁でいまの自分がいるのだと、しみじみ思う。yoppa.orgも今のような形式になって10年ほど経つ。最近は、このyoppa.orgを読んでますという人に遭遇する機会も増えてきた。
みんな口をそろえて言うことだけれど、歳をとるごとに時間の経過スピードが加速していて怖くなる。その一方で、元学生だった人が社会で大活躍していたりするのを見ると、ああ長い時間が経過したのだと実感する。
自分の意識の中での年齢は、中学生のころから一向に進化していない気がする。でも、気がつくと白髪が増え、ちょっと飲むとすぐに酔って翌日はひどい二日酔いになるようになった。自分の肉体的なピークはとうに過ぎたことを実感する。あともう10年で50歳。このまま惰性でいくと、あっという間にくすんだ老人になってしまいそうなので、この先10年はより意識して攻めの気持ちでいかないとと思う。
最近聞いた話なのだが、カーネル・サンダースがいまのケンタッキーフライドチキンのフランチャイズを始めたのが60歳を過ぎてからだったらしい。そこまで極端な例でなくても、井深大がソニーの前身「東京通信工業」を設立したのが40ちょっと手前の39歳。
そんなわけで、30代の10年間でいまの仕事や生活にもだいぶ慣れたので、次の10年、また新たなことにチャレンジせねばと思う所存でございます。ご静聴ありがとうございました。