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メモ – Mac OS X 10.8 Mountain Lionで、openFrameworks v0071をビルドする
今回Mountain Lionに更新する際にちょっとハマった部分なので、メモ。
OS X 10.8 (Mountain Lion)では、Xcode 4.4にアップデートしないと動かすことができない。なので、openFrameworksをビルドするためには、Xcode 4.4に必ずアップデートしなくてはならない。
ところが、Xcode 4.4からは、OSX 10.6 sdkが外されてしまったようだ。ここで問題となるのが、QuickTimeのSDKに関連する機能は、32bit時代のレガシーなコードが混ざっていて、そのままでは10.7以上のSDKではビルドすることができないようだ。その影響で、Xcode 4.4でopenFrameworksのプロジェクトをビルドしようとすると、ofQuickTimePlayerや、ofQuickTimeGrabberといったビデオ関連のクラスがビルドエラーになってしまう。
これを解決するための、現状で最も現実的な方法は、他の古いMacからOSX 10.6のSDKをコピーしてきて、Xcode 4.4に入れるというやり方のようだ。具体的な方法は以下の通り。
まず、Applicationsの中にあるXcodeを右クリック(もしくはControl+クリック)して、「コンテンツの内容を表示」を選択する。
するとXcode内のファイルやフォルダが表示されるので「Contents/Developer/Platforms/MacOSX.platform/Developer/SDKs」に古いバージョンのXcodeからとってきたMacOSX10.6.sdkのフォルダごとコピーする。
もしOSX10.6.sdkがない場合は下記のリンクにアップしたのでこちらからダウンロード。
- MacOSX10.6.sdk (Google Driveにリンク)
これで、Mountain Lion + Xcode 4.4で、openFrameworksがビルドできるようになるはず。