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ハイドパークで豪雨の夕べ

前日まで予定はしていなかったのだが、ハイドパーク・ミュージック・フェスティバルに行ってきた。2日目のみの参加。

西武池袋線の急行電車に乗って1時間余りで、会場である稲荷山公園(ハイドパーク)に到着。午後2時頃に到着してからしばらくは、雲の切れ目から太陽が時折のぞきこみ、若干蒸し暑いものの、開放感にあふれる素晴しい居心地。ところが2時間ほどすると、久に厚い雲に覆われはじめ、ふと気づくと雨がポツポツと降りはじめる。「あっれー、やばいかなー」などと呑気に構えていたところ、あっという間に豪雨に。やっぱり僕は雨男なのかもしれない。気がつけば、公園内の芝生はぬかるみと化し、アスファルトの道路は川になっていた。

天候には悩まされたものの、狭山の米軍ハウスのカルチャーには全く無知で、「あの伝説の…」という思いはまるでない(すみません…)僕がふらっと参加しても、なかなか楽しいイベントだった。2日目には、ヤジをとばす酔っぱらいもおらず、ピースフルなムード。一説には、豪雨のせいで酔っ払いのおっさんが退散して、残った熱心なオーディエンスは雨の中で団結心が高まったという噂も。

あまりにもものすごい豪雨で、途中近所の公民館みたいな場所で雨宿りしたりして凌いだのだが、ラストに近づくと奇跡的に雨が止んだ。絶好のタイミングで、トリの細野さん登場。これがなかなか良かった。飄々としたMCを混じえながら渋い声で歌う姿を見て、こういう年のとり方をしたいと思った。

帰りの電車に乗っている途中で、またも豪雨。細野さんのときの晴れ間は、ほんとに幸運だったのかもしれない。山手線は、速度規制をしていました。