芸大 – メディアアート・プログラミング II 2020
openFrameworks Addon 2 : 物理シミュレーション ofxBox2D
今回は物理シミュレーションを行うことができる、ofxBox2DというAddonをとりあげます。
ofxBox2Dは、Box2DというC++で書かれた2Dの物理演算エンジンをopenFrameworksのAddon化したものです。Box2Dは質量、力、速度、摩擦といった古典物理学(ニュートン力学)の演算を高速に行う、物理法則の演算のためのライブラリーで、もともとはC++で書かれていますが、現在では、Java、C#、Python、JavaScriptなど様々な言語に移植されています。ofxBox2Dを使うことで簡単な物理法則を援用したアニメーションだけでなく、2次元のゲームやインタラクティブなコンテンツなどに応用可能です。今回は、ofxBox2Dの導入から、形を定義して物理世界に追加する方法、大量の物体を追加するための工夫などを紹介していきます。
スライド資料
映像資料
サンプルファイル
本日の課題
徐々に複雑な内容になってきて、一からオリジナルのプログラムを1週間で作るのは難しい内容になってきました。そこで…
- 課題: ofxBox2Dのサンプルを改造して何かひとつオリジナルな要素を追加する
- ofxBox2Dにはたくさんのサンプルプログラムが付属
- それらのサンプルをとりあえず手当たり次第にビルド
- 気に入ったプログラムをピックアップ
- 何か1箇所でも良いので変化を加えてみる
- もちろん複数の要素をいろいろ変更してもOK!
- 次週の授業の冒頭で発表します!
アンケート
授業に参加した方は、本日のアンケートに回答してください。