芸大 – メディアアート・プログラミング II 2021
openFrameworks + OOP – オブジェクト指向プログラミング
これまでのopenFrameworksのプロジェクトは、ofApp.h と ofApp.cpp という2つのファイルに全てのプログラムを記述してきました。しかし、この方法では徐々にプロジェクトが複雑になり巨大化するうちに、扱いが困難になってきます。プログラミングをわかりやすく保つには、役割ごとに内容を分割して記述すべきです。openFrameworksの元となるプログラミング言語であるC++では「オブジェクト」という単位でプログラムを構造化していきます。このオブジェクトを基本単位にしたプログラミング手法のことを「オブジェクト指向プログラミング (Object Oriented Programing = OOP)」と呼びます。OOPはC++だけでなく、Java、Python、Ruby、C#、Objective-C、Swiftなどでも利用されていて、現在のプログラミング言語の主流となっているパラダイムです。
今回は、このOOPをopenFrameworksで実現する方法を「生成的な形態を生成する」というテーマに沿って徐々に発展させていきます。今回の内容が今後のより本格的な作品制作のための重要なテクニックとなっていきます。しっかり理解していきましょう。
スライド資料、サンプルプログラム
映像資料
本日の課題
ランダムウォークの動きをするクラス(RandomWalker) を改造して、生成的な表現をする作品を作成してください。改造する内容は自由です。
- 3D化
- 色の変化
- 動きを変更
- …etc.
次回の授業で発表していただきます!
アンケート
本日の授業に参加した方は、以下のアンケートに回答してください。