芸術情報演習デザイン (Web) 2015 – 東京藝術大学
授業のテーマ
HTMLとCSSで作る、Webサイト制作の基礎。
HTML(= Hyper Text Markup Language)は、Webの文書の構造を記述するための言語です。また、CSS(Cascading Style Sheet)はHTMLで構造化した文書の体裁やデザインを記述するための方式です。この授業はこの2つの仕組みを駆使して、Webサイトをデザインするための基礎技術の習得を目的とします。
HTMLとCSSは、現在も様々な機能を取り入れながら進化しています。この授業では、HTMLとCSSの基礎を押さえながら、今後の標準となっていくと思われる最新の機能(HTML5やCSS3)も紹介しながら、表面的な見た目だけのWebデザインではなく、その構造を深く理解した上でWebサイトを制作できるようになることを目標にしていきます。
講義の前半で、まずHTMLとCSSについて技術的な内容を理解します。後半は、Tumblrというマイクロブログサービスを使用して、オンラインポートフォリオを制作し、公開します。
授業計画及び内容
- ガイダンス,WWW概論
- HTML(1):HTMLとは何か、HTMLの基本構造、段落、見出し
- HTML(2):ハイパーリンク、インライン画像、リスト
- HTML(3):リスト、テーブル、引用
- CSS(1):CSS入門
- CSS(2):セレクタ詳細、ボックスモデル
- CSS(3):Webフレームワークを使う – Twitter Bootstrap
- CSS(4):Webフレームワークを使う2 – Twitter Bootstrapのカスタマイズ
- Tumblr入門:Tumblrとは何か?
- Tumblrを使う – テーマをカスタマイズする
- Tumblrを使う3 カスタムHTMLテーマの作成
- Tumblrを使う4 – Webサイトを構成する、固定ページとタグ
- 番外編 – WordPressをつかってみる
- 最終講評会
教材・参考書
授業資料はWebサイト(https://yoppa.org/)に掲載します。
参考図書:
- 「Webデザインメソッド」矢野りん、ワークスコーポレーション
- 「IA100-ユーザエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計」長谷川敦士、ビー・エヌ・エヌ新社
- 「Designing Tumblr デザイニング・タンブラー」古屋 蔵人、高岡 謙太郎、ビー・エヌ・エヌ新社
成績評価の方法
出席数、履修態度、課題提出(中間課題・最終課題)の内容を総合的に評価します。
履修上の指示事項
本講義は美術学部デザイン科学部2年生を対象とした必修授業です。Macの基本操作(マウスの操作、文字の入力、ファイルやフォルダの操作)は理解している前提で授業を行います。