前橋工科大学 – メディアアート・プログラミング (アプリケーション開発) 2020
TouchDesigner中級編(5) – TouchDesigner + Shader (GLSL) 入門
Shaderとは、もともとは3Dコンピュータグラフィクスで、シェーディング (陰影処理) をするプログラムのことを指していました。従来は、開発者やデザイナーは、グラフィクスカード (GPU) に固定機能として実装された定形の処理しか使えませんでした (固定機能シェーダー)。2000年代に入って、プログラマブル・シェーダーが登場します。これまでブラックボックスだったシェーダー自体が、プログラム可能になりました。OpenGLではGLSLというプログラミング言語が策定されシェーダーをプログラムすることが可能です。画面上の膨大なピクセル情報を、高い並列処理性能を持つGPUで実行することにより、CPUで実行するよりもはるかに高いパフォーマンスを実現できるようになりました。
TouchDesignerでは、GLSL TOPを使用してGLSLを記述してテクスチャーとして書き出すことが可能です。今回はTochDesignerでのGLSLの使用法の導入を行います。