SFC - デザインとプログラミング 2016
Processing Libraries 2 : Sound – 音の再生と視覚化
今回はProcessingのライブラリー活用の2回目として、Processingで音を扱うためのSoundライブラリーを紹介します。
Soundライブラリーは、Contributionライブラリーではなく、Processing Foundationで開発されているライブラリーで、Processingのパッケージに最初から含まれています。サウンドファイルの再生や、マイクやライン入力のキャプチャーだけでなく、音にエフェクトをかけたり、波形自体を生成したりと、サウンドに関する様々な機能が活用できます。さらに、FFTクラスを使用すると、音に含まれる周波数成分をリアルタイムに解析することが可能となります。この機能を使うことで、音の周波数成分を可視化して「音を視る」ことが可能となります。今回は、Soundライブラリーを用いたサウンドファイルの再生から、FFTを使用した音のビジュアライズまでを順番に解説していきます。