多摩美 – Media Lab. I 2016
クリエイティブ・ビジュアライゼーションWS オリエンテーション
火曜日のワークショップでは「クリエイティブ・コーディング」をテーマに進めていきます。まず始めに「クリエイティブ・コーディング」とは何なのか紹介していきます。後半は今後ワークショップで必要になる様々なアプリケーションのインストールと環境設定を行います。
イントロダクション
The Art of Creative Coding | Off Book | PBS Digital Studios
クリエイティブ・コーディングのポイント
- 多岐に渡る表現
- コードの技術の詳細を全てを理解する必要はない
- 表現に関する部分だけに集中できる
- オープンな姿勢 : オープンソース、成果をシェアする文化
- コミュニティーの存在
事例紹介
Painting with Watercolours, Kenichi Yoneda (Kynd)
[BRDG020] Lilium from BRDG on Vimeo.
The Augmented Hand Series, Golan Levin, Chris Sugrue, Kyle McDonald
http://www.creativeapplications.net/openframeworks/the-augmented-hand-series/
Augmented Hand Series (Demonstration, 2014) from Golan Levin on Vimeo.
Forms, Memo Akten
Forms (excerpt) from Memo Akten on Vimeo.
LIGHT BARRIER, Kimchi and Chips
http://www.kimchiandchips.com/#lightbarriersecondedition
Light Barrier – Second Edition, 2015 from Mimi Son on Vimeo.
NeuralTalk and Walk, Kyle McDonald
NeuralTalk and Walk from Kyle McDonald on Vimeo.
A Book from the Sky 天书, Gene Kogan
http://www.genekogan.com/works/a-book-from-the-sky.html
その他にも膨大な事例があります! いろいろ調べてみましょう。
おすすめサイト
Creative Applications : http://www.creativeapplications.net/
開発フレームワーク
ざっくりとした年表
このワークショップで主に使用する予定のもの
Processing
- https://processing.org/
- https://github.com/processing/processing
- 2001 –
- Casey Reas &Ben Fly
- John MaedaのDesign by Numbersの発展形
- Javaをベースにしている
P5.js
- https://p5js.org/
- https://github.com/processing/p5.js
- 2011 –
- Lauren McCarthyを中心に
- ProcessingをJavaScriptに移植
- つまりWebブラウザで動く!
openFrameworks
- http://openframeworks.cc/
- https://github.com/openframeworks
- 2005 –
- Zachary Lieberman, Theo Watson, Arturo Castroを中心に、世界規模の開発コミュニティー
- C++をベースにしている (速い)
- 膨大な数のアドオン(拡張機能) http://ofxaddons.com/
Cinder
- https://libcinder.org/
- https://github.com/cinder
- 2009 –
- Andrew Bellを中心に
- C++のモダンな機能を積極的に取り入れている
- Robert Hodginのデモが素晴しい! http://roberthodgin.com/
vvvv
- https://vvvv.org/
- https://github.com/vvvv
- 1998 –
- vvvv group (Joreg, Max Wolf, Sebastian Gregor, Sebastian Oschatz)
- ビジュアル・プログラミング環境
- Windows版のみ
Pure Data (Pd)
- https://puredata.info/
- Miller Puckette
- 1996 –
- 主にサウンドを扱うためのビジュアル・プログラミング環境
- Max/MSPの兄弟
Sonic Pi
- http://sonic-pi.net/
- https://github.com/samaaron/sonic-pi
- Sam Aaronを中心に
- 2012 –
- テキストベースの音楽プログラミング環境
- 簡易な文法
- ライブコーディングが可能!
SuperCollider
- http://supercollider.github.io/
- James McCartneyを中心に
- 1996 –
- 本格的なサウンド/音楽プログラミング環境
ワークショップのテーマ : 可能な限りオープンに
このワークショップでも、この「クリエイティブ・コーディング」のオープンな姿勢をとりいれて、可能な限りオープンに、情報や成果をシェアしながら進めていきます。
参加メンバは、Githubのアカウントを取得して、ワークショップのGithubグループの参加します。課題や作品はできる限りGithub上で公開し御互いに情報を交換しながら進めるようにしていく予定です。
Creative Visualization Class at Tama Art University
https://github.com/CreativeVisualization
バージョン管理システムを使おう
Githubの中核は、Gitというバージョン管理システムです (GithubはGitをWebにホスティングしたサービス)。これからGithubを使っていくには、まずGitについて理解していくことが重要です。
本日の作業
今日中にメンバー登録や、開発環境のインストールとアップデートを済ませてしまいましょう!
Githubアカウントの登録
ワークショップのメンバー登録
アプリのインストール (個人マシンの場合)
- Xcode App Strore経由で
- openFrameworks http://openframeworks.cc/download/
- Processing https://processing.org/download/?processing
- p5.js https://p5js.org/download/
- Sonic Pi http://sonic-pi.net/
- SuperCollider http://supercollider.github.io/
- Github Desktop https://desktop.github.com/
- Source Tree https://www.sourcetreeapp.com/
- MacDown http://macdown.uranusjr.com/
課題
GitとGithubに慣れよう!
- ワークショップのGithubにある、membersリポジトリをclone
- 自己紹介のドキュメントを追加 (書類名は名前で、例: AtsushiTadokoro.md)
- 氏名、所属
- 自己アピール (作品紹介など)
- このワークショップに期待すること、どんな作品を作りたいか
- その他自由に
- 書類の形式はMarkdownで
- 参考 : 文章作成やメモ書きにも便利、Markdown記法
- MacDownで書いていくと便利!
- 書類を追加したら、CommitしてリポジトリにPush
- サイト上で確認してみる!