多摩美 – インタラクション・デザイン 2015年度
第3回: インタラクション 1 – OpenCV 映像とのインタラクション
前回までは、プロジェクション・マッピングについて実際にプログラムを作成しながら考えてきました。今回からは、プロジェクションした映像と、どのようにしてインタラクションをしていくのか考えていきたいと思います。
インタラクションのための手段は、センサーを使う方法や、KinectやLeap Motionなどのデバイスを使用する方法などいろいろ考えられます。その中で、今回は、最もシンプルな機材構成で可能な方法として、カメラの映像を解析してそこから動きや物体の輪郭を取り出す手法について取り上げます。
コンピュータで、映像から実世界の情報を取得して認識するための研究分野で「コンピュータ・ビジョン (Conputer Vision)」というものが存在します。わかり易く言うなら「ロボットの目」をつくるような研究です。コンピュータ・ビジョンの様々な成果をオープンソースで公開しているOpenCVというライブラリーがあります。今回は、このOpenCVをProcessingで使用できるようにした、OpenCV for Processingライブラリーを使用したプログラミングを体験します。
スライド資料
第3回: インタラクション 1 – OpenCV 映像とのインタラクション