多摩美 – サウンド&ネット 2015年度
第2回 Web基礎2 – Tumblrをつかう、Tumblrのカスタマイズ
CMS(Contents Management System)とは
企業のホームページや、ニュースなどの情報サイトでは、常に大量のWebページを扱い頻繁に更新しています。このような大規模なWebサイトでは、手作業で1ページずつHTMLとCSSを記述していては膨大な作業量になってしまいます。
現在では多くのWebサイトで「コンテンツマネジメントシステム(Contents Management System = CMS)」と呼ばれる、Webサイトを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムを使用しています。CMSを利用することで、簡単にページを追加、更新、管理することが可能となり、またサイト全体のデザインの統一やアクセス解析など、様々な機能を使用することが可能となります。
CMSには、様々なものがあり、フリーで利用できるものもあれば、有料のものもあります。またそのデザインの自由度やセットアップの難易度などもまちまちです。現在使用されてい主なCMSには以下のようなものがあります。
ちなみに、いま開いているこのyoppa.orgのサイトは、WordPressを使用しています。
参考: Usage of content management systems for websites
TumblrをCMSとして使用する
今回のサウンド&ネットは、Webの基礎の第2回目として、Tumblerを使っていきます。
Tumblrは、一般的にはマイクロブログ(短い文章や、画像などを投稿するWebサービス)とSNSを合わせたようなものと説明されますが、使用方法や設計によってはCMSとして活用することも可能です。またTumblrを利用する利点として、完全に無料で複数のサイトを運用可能です。
今回は、TumblrをCMSとして利用できるようになるよう、ステップ・バイ・ステップで設定方法を学んでいきます。最終的には、自分自身の作品をアーカイブするオンラインポートフォリオをTumblrをCMSとして使用して開設し公開できるところまでを目標とします。
今回スライド資料を参照しながら進めていきます。下記の内容で進めていきます。
- Tumblrの概要
- アカウントの作成、投稿、リブログ
- Tumblrを使用しているサイト紹介
- Tumblrのカスタマイズ 1 – テーマの選択、テーマのカスタマイズ
- Tumblrのカスタマイズ 2 – HTMLとCSSを編集
- Tumblrのカスタマイズ 3 – CMSとしてのTumblrの使用
頑張りましょう!