インタラクティブアート論 2017 – 東京工科大学
力と運動 : openFrameworksで動きを極める!
これまでやってきたように、openFrameworksで位置と運動のベクトル(ofVec2)を操作することで、アニメーションを作成することができました。単純な動きの場合はこうした座標の足し算引き算で対応可能です。しかし、ここからさらに発展させて、よりリアルな動きを実現しようとすると、限界があります。今回は、単なる座標操作ではなく、運動の背後にある物理的な原理を理解して、その本質に迫ります。
アイザック・ニュートンは、運動の法則を基礎として構築した、力学体系を構築しました(ニュートン力学)。物体の運動や力、質量といったものは、ニュートンの運動の法則によって説明できます。
- 第1法則(慣性の法則): 質点は、力が作用しない限り、静止または等速直線運動する
- 第2法則(ニュートンの運動方程式): 質点の加速度は、そのとき質点に作用する力に比例し、質点の質量に反比例する
- 第3法則(作用・反作用の法則): 二つの質点の間に相互に力が働くとき、質点 2 から質点 1 に作用する力と、質点 1 から質点 2 に作用する力は、大きさが等しく、逆向きである
今回は、このニュートンの運動の法則を援用しながら、様々な動きや力についてopenFrameworksで実装しながら、動きに関する理解を深めていきます。
スライド
サンプルファイル
プログラムのサンプルは、こちらからダウンロードしてください。
次回までの課題
- 課題: openFrameworksで以下の要件を満たすプログラムを作成してください
- 複数の物体が同時にアニメーションしている
- 個々の物体の動きは、ofAppクラスとは別のクラスで記述されている
- マウスによるインタラクションがある
- 物体の形、動き、数、大きさ、マウスのインタラクションの方法は自由です! ここまでのサンプルを参考にして自由に発想してみてください
締切
次回の授業(11月13日)開始前まで
提出方法
- Subject: 課題2
- 実行結果のスクリーンキャプチャを添付 (圧縮なしで)
- プロジェクトの「src」フォルダのみ圧縮して添付
- 本文に学籍番号と氏名を記入
以上の内容を下記のemailアドレスに送ってください