メディア芸術の基礎 2017 – 東京工科大学
第5回: ビジュアルハーモニー (アルゴリズム、三角関数)
今回は、より複雑なアニメーションに挑戦します。たくさんの図形を、一定の手続き(= アルゴリズム)にそって動かしてみます。動きのアルゴリズムはいろいろありますが、今回はその一例として、三角関数(sin, cos , tan)を使用した動きをとりあげます。三角関数の定義は、直角三角形の角度とそれを取り囲む辺の比率で定義されます。しかし、同時に円運動を座標に変換する仕組みとしても活用可能です。この仕組みを応用してアニメーションするとどうなるか、三角関数を用いたアニメーションで美しいパターン「ビジュアルハーモニー」を生成する手法を紹介します。
スライド資料
サンプルプログラム
課題
課題: 「ビジュアルハーモニー」を表現する
- sin関数による動きで、オリジナルの「ビジュアルハーモニー」を表現してみる
- 周波数を変化させてみる
- 動かす形を変えてみる
- 色を変化させてみる
- 3Dで表現してみる (上級編)
- …etc.
サンプルコード: 以下のサンプルが課題のベースになります。
int NUM = 256; PVector[] location = new PVector[NUM]; float phase, velocity, radius; void setup() { size(800, 800, P3D); frameRate(60); background(0); noFill(); phase = 0.0; velocity = 2.0; radius = height / 4.0; for (int i = 0; i < NUM; i++) { location[i] = new PVector(0, 0); } } void draw() { background(0); translate(width / 2.0, height / 2.0); for (int i = 0; i < NUM; i++) { location[i].x = cos(radians(phase) / NUM * (i+1)) * radius; location[i].y = sin(radians(phase) / NUM * (i+1)) * radius; stroke(0, 127, 255); float diameter = i * (height / 2) / float(NUM); ellipse(location[i].x, location[i].y, diameter, diameter); } phase += velocity; }
課題の提出方法
- emailで提出
- To : tadokoro+teu17@gmail.com
- Subject: 課題3
- 作成したプログラムの実行結果をスクリーンキャプチャーしてメールに添付
- 本文に以下の内容を記入して提出
- 学籍番号
- 氏名
- 締切: 次回の講義開始時間 (5月29日 16:45) まで