Web動画表現技法 2009
Web動画表現技法について
- 千葉商科大学 政策情報学部
- 月曜5限 @第2コンピュータ室
- 担当:田所淳
講義内容
blogに代表されるように,Webを使って個人で情報を発信することは,もはや特殊な技能ではない。日記からジャーナリスティックな視点で書かれた文章まで,膨大な情報がWebを用いて日々発信されている。それらのサイトは文章による表現がメインである。しかしながら,Webを用いた表現はもっと多くの可能性が残されているのではないだろうか。
本講義では,Webを用いて表現における「動き」というものに特化して,そのための知識と技能を獲得することを目的とする。「動き」を効果的に用いることで,Webサイトは格段に表現力を増し魅力的なものに成り得る。
しかし,注意しなければ「動き」を用いた表現は独りよがりなものに陥いる危険性もはらんでいる。
この講義では,Webサイトでの効果的な「動き」の表現とは何かを考えていきたい。また講義の後半では「動き」を用いながらプログラミングの初歩から形態によるアルゴリズムの表現を学んでいく。講義では,Macromedia Flashを用いて実例を示しながら講義を進めていく。履修者は最終的にFlashを用いた作品を制作し発表する予定である。
授業構成
- 第1回 ガイダンス
- 第2回 Flashによるアニメーション表現(1):とりあえず動かしてみる
- 第3回 Flashによるアニメーション表現(2):映像のテンポ、加速・減速
- 第4回 Flashによるアニメーション表現(3):映像のカノン
- 第5回 映像のカノン講評会、ムービークリップシンボルについて
- 第6回 Flashプログラミング基礎(1):インタラクティブ・リアクティブ
- 第7回:ActionScript3.0 :フレームアクションとイベント処理
- 第8回:ActionScript3.0 :ムービークリップを操作する
- 第9回:ActionScript 3.0:ムービプレーヤーを作成する
- 第10回:ActionScript 3.0応用:Tweenライブラリを使用したアニメーション表現(1)
- 第11回:ActionScript 3.0応用:Tweenライブラリを使用したアニメーション表現(2)
- 第12回:最終課題について
教科書
なし
評価基準
課題提出内容,履修態度などを総合的に評価する。
参考文献
講義の中で随時紹介する。