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鳶にやられる
今日の多摩美は芸祭期間休みなので、この機会にやらなきゃいけないことをこなす日にする。
大学1年に湘南台で初めての一人暮らしを始めた際に開設した、みずほ銀行(当時は富士銀行)の湘南台支店の口座に関する諸々の手続を行うため、田園都市線と小田急線を乗りつぎ、2時間くらいかけてはるばる湘南台へ。
手続は無事に終り、せっかくの機会なので江ノ島まで行って、海岸でコンビニのおにぎりでも食べようと思いたつ。早速、小田急江ノ島線に乗り、片瀬江ノ島駅まで行く。秋の海岸は人もまばらで、空気が澄んでいていい気分。そういや、大学院生の頃、よくふらっとここに来てぼんやりしてたなあ、などと郷愁にひたりつつ、さっきコンビニで買ったおにぎりをパクつく。
おにぎり片手にいい感じで郷愁に浸っていたら突然右頬にガツンと鋭いものがぶつかった。一瞬、殴られたのかと思って訳がわからなかったが、目の前を鳶が一目散に飛び去っていくのを見て、鳶にやられたのだと理解した。実は学生の頃にも一度手に持ったフライドチキンを奪われた経験があった。
しかし今回の鳶は、不器用なのか手元のおにぎりではなく、顔面直撃だ。頬に手をやると、血が付いてた。顔面を切ったようだ。そして気がづくとさっきまで掛けていた眼鏡が顔にない。衝撃で飛んでいったようだ。
となりで海を見ていたおっさんは、最初ちょっと笑ってたのだが、顔面流血を見て引いてた。気まずくなったのか、そそくさと立ち去っていった。眼鏡が5mほど先の砂浜に埋まってるのを発見。拾いあげて掛けなおす。かなり哀れな光景。あまりの理不尽さに怒りを覚えるが、鳶ははるか上空。怒りのぶつける先がない。
2つ買ったおにぎりの1つは食べず、侘しい気分で小田急で帰ってきました。