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強気な人たち
バカなことばかり書いていると、もともと少ない読者をさらに減らしそうなので、たまには真面目な内容を。それで逆に読者を減らしそうだけど。
更新されると、いつも興味深く読んでしまう、「内田樹の研究室」。最新のエントリー「動物園の平和を嘉す」も、なかなか考えられさせる内容だった。
ここに書いてある全てに同意するわけではないけれど(例えば「戦時中の社会にノイローゼの人間はいない」というのは本当かな?と疑問だけれど)、その結論部分には賛成する。いま急に改憲を押しすすめようとしてる人々とそれを支持する人達が「どうして、戦争が起こったら自分が殺され、自分の街が破壊され、自分の財産や自由が奪われるという想像がなされないのか?」という問いかけには、ほんとそうだよな、と思う。
すぐに「普通の国」とか言いたがるような人って、その結果として起ることを自分の立場で具体的にイメージしているんだろうか。もっと漠然としたイメージでしか考えてないように思う。周りにペコペコ謝ってる人より勇ましく主張する人の方が、なんだか立派にみえてしまう。勇ましいことばかり言っている政治家を支持する心理は、そっちの立場につく方がなんとなくカッコ良くみえるからという単純なイメージなんじゃなかろうか。「勇ましい国家に所属するオレ = カッコイイ」みたいな単純な考え。
そのうちに、声がデカくて、体力があって、押しが強くて、すぐに上下関係を押しつけてくるような人種が大手を振って歩くような時代になっていくんだろうか。最悪だ。