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ファー…モルスァ

今週の多摩美SSAW06は、ゲスト講師陣による「ベンディング入門ワークショップ」。サーキット・ベンディングとは、玩具とかチープな電子楽器の回路をわざとショートさせたり、スイッチや抵抗を追加したりして、普通に使っていたら「ありえない」音を出してしまおうという、何とも過激で危険な香り漂う創作ジャンル。今回のお題は「ファービー」のベンディング。何故かみんな満面の笑顔で、スイッチをONにしたままファービーの皮を剥ぐ。人間の隠された凶暴性が露になり、教室に不穏な空気が漂う。そこかしこで、ワークショップ参加者の笑い声と、「ファー、ファー」というファービーの悲鳴が響く。シュールすぎる光景。徐々に基盤が剥き出しになり、各々でベンディングが開始される。「ファー…ブビョスコグアー」とか「ファー…ガガビビパパパピーガーーー」と徐々にファービーが発狂して機械剥き出しの声になってく。そのうちにお亡くなりになるのもいたりして、壮絶な様相を呈していた。激戦地の野戦病院のようだった。

ワークショップはまだ続いていたのだが、後ろ髪をひかれつつ、所用のため都心にトンボ帰り。都内某所でミーティング。まだまだいろいろ不透明な状況。帰りにぼんやりと大江戸線に乗ったら逆方向のホームの電車に乗ったことに気付かず、ふとホームの標識を見たら築地市場にいてビビった。どうも最近こうしたぼんやり間抜けな行為が多い。注意力散漫なのかも。