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DRMなんていらない!?
ジョブズからの手紙:「DRMは無意味だし、今後も決して役に立たない」(Engadget Japanese)
「DRM(デジタル著作権管理)なんて、必要ないんじゃね?」 とジョブスたん。まあAppleは音楽を作って売っている会社ではないから、好きなこと言えるよな。もっとデータ形式で音楽が流通するようになれば、さらにiPodは売れるわけだし。ただ、DRMなんていつか破られてしまうものだし、そもそもCDが流通している限り意味がないという指摘は確かに説得力がある。
音楽を聞く立場からすると、余計なプロテクトは邪魔なだけなので、極力自由になってほしい。でも、アーティストはどこかで収入を得られなければいけないわけで、いまのテクノロジーにマッチしたコピーライトのありかたを考えないといけないんだろうな。
こういったことを考えるとき、すごく不幸だなあと思うのは、日本における著作権管理団体(JASRAC)が公平な機関としてはどうも信用できないことかもしれない。あんたたちが懸命に徴収しているのは、著作権者じゃなくて、天下りの役人の破格の給料のためなんじゃないの、みたいな。もっとみんなで知恵を搾りゃいいのに、どうも元締めが信用できないから不毛な議論になってしまいそう。そして気がつくと、音楽産業はどんどん萎んでいき、YouTubeからは日本だけ締め出され、流行るのはドラマの主題歌のタイアップものばかりになっていくのだろうか…。