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from ベルファスト1
4月20日。予定通り、ロンドンからベルファストまで移動してきた。ベルファストの街の第一印象は、ロンドンと比べてちょっと騒然としたイメージ。街のあちこちが工事中で、ロンドンが意外と緑が豊かなだったのに比べると、もっとレンガの赤い色のイメージが強い。少し中心街を外れると、建物の壁に政治的なプロパガンダを描いた壁画があちこちにあって、以前のIRAのテロが激しかった時代を彷彿とさせる。中には「ブッシュを吊るせ」といった最近に描かれたようなメッセージもあった。
数軒のアイリッシュパブをはしごしてビールを飲んだ。実際には、ベルファストのギネスの味も東京で飲むのと大差ないのかもしれないが、やはり本場の雰囲気で飲むと美味しく感じる。以前は何度も爆弾テロの標的になったことで有名な「ヨーロッパホテル」の向いにある、The Crown Liquor Saloonといういかにも由緒ありげな店の古い内装がとてもきれいだった。壁や天井にびっしりと動物や植物の模様のレリーフに覆われていて、薄暗い店内がステンドグラスのような窓からの光線に照らされて独特な雰囲気。若者は少なく、おじさんや、おじさんの観光客が多い。ベルファストの銀座ライオンのような存在か? この内装の雰囲気、既視感があったので何だろうと考えてみると、昔たまに呑んだ新宿のアイリッシュパブ「シャムロック」の内装に似ていることに気付く。日本のアイリッシュパブはこういった有名店の内装を参考にして、その雰囲気を忠実に再現しているのがわかる。別の店では端の席で、アイルランドの古い音楽を生演奏していて、さらに「本場」感が高まり得した気分。わかり易い。欧米人が京都に行って、舞子さんに感動するような感じかもしれない。
今日のホテルは部屋でネットが使い放題だった。嬉しい。