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栄枯盛衰

SGI(学会じゃないほう)が破産したというニュースに衝撃を受けていたら、今度は、サン・マイクロシステムズがオラクルに買収されてしまうらしい。報道されている56億ドルという買収額は果して高いのか、安いのか。

僕が大学生だった頃は、派手な色でカラーリングされたSGIのグラフィックスワークステーションや、SPARCプロセッサを搭載したSUNのワークステーションは、なかなか学生の身分では自由に使用することができない、高値の花のマシンだったように記憶している。SGIのIndigo2が家にあったら楽しいだろうなあと夢想したりして…。どちらのメーカーもロゴが印象的でカッコ良く、夢のマシンという感じだった。SGIはロゴを平凡で平面的なものに切り替えた頃から衰退が始まったような気もする。その頃から考えると、SUNもSGIもなんだかすっかり色褪せてしまって、なんだか寂しい。

考えてみると、僕が学部生だった当時、コンピュータ実習室にあったマシンは、Sony NEWSとオムロンのLuna。Sonyやオムロンが、UNIXワークステーションを生産していたなんて今の大学生には想像つかないんじゃないだろうか。研究室にはNeXTcubeがあって、これもマグネシウム合金筐体が異様に美しい、夢のようなマシンだった。

コンピュータ業界の栄枯盛衰は、ものすごいスピードで変化していくものだ。その中でも浮き沈みしながらなんとかやってきているAppleは凄いのかもしれない。