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残念!

梅田望夫さんが、「日本のWebは『残念』」と発言 (日本のWebは「残念」梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) – ITmedia News) 。すると、はてな村民は一斉にはてブで反発していて皮肉な感じがする。この反応を読んで、梅田さんはさらに「残念」な想いを深めていそう。

一度コミュニティーを運営する立場になってしまうと、素直に意見を表明することが難しいのかもしれない。あまり正直になりすぎると、自分自身の首を締めることにもなりかねないし。そういった苦悩が感じられて、ITmediaのインタビューは読んでいてなんだか切ない。日本のネット空間の悪いところを問われた際の15秒間の沈黙の部分が特に。

そういった意味では、mixiの笠原社長の本音の意見を聞いてみたい。彼は実際今のmixiのコミュニティーに対して正直どう思ってるのだろう。やっぱり「残念」に思う部分もあるのだろうか。

こういったネット語りって、多分にオッサンホイホイなのかも。小田嶋隆が「マスクは結局、しなかった。」で言っているように、古参のネットユーザーほど自分達がカルチャーを築いてきたという「選民意識」があって、ネットに対して妙な理想を持っていて、自分の想いとは違った流れに対しては敏感に反応して、上から目線で評論してしまう。

まあ、でも考えてみれば、インターネットユーザーなんて特殊な存在は今や存在しなくて、ごく普通の人たちがたまたま道具として使っているだけなので、そこに特殊なカルチャーを期待しても仕方ないのかも。まあ、すぐに極論に傾きがちで、礼儀のかけらもなく、すぐに人の揚げ足をとるのに必死なこのネットの空気が、要は日本の現実社会ということなんだろう。

というこのエントリー自体がまた、オッサンのネット語りになってしまった…