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雪豹

TMUGのプレゼンを終えるまでは我慢していたSnow Leopardへのアップグレードを、ついに解禁。OSX 10.5からの上書で、アップグレードした。特に問題なく1時間ほどで更新完了。アップグレードしたら、HDDの空き容量が増えた。これは、今迄はppcとintelの両方に対応していたバイナリが、intelのみの対応となった結果らしい。OSのバージョンを上げてHDDの空きが増えるなんて、予想外のプレゼントという感じで嬉しい。

そのままの状態では、カーネルは32bitモードで起動しているらしい。せっかくCPUが対応しているのだから、64bitで起動するようにしたい。起動の際に6と4のキーを押しながら起動するという方法もあるらしいが、毎回そんなことをするのは面倒なので、32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selectorというフリーウェアを導入し、64bitモードで起動するように設定。

ここ数日仕事で使用しているが、ほぼ問題なく快適に作動している。64bitになったせいか、Finderの動作がきびきびとなったような気がする。カーネルパニックやフリーズもまだ一度も発生しておらず、安定して稼動。OSXのテクノロジーは、年月を経て大分熟成されてきたのかもしれない。あと、Safariがサクサク動いてとても快適。OSX版のGoogle Chromeはもう必要ないかも。

ただし、やはりいくつかの不具合は発生している。

M-Audio FireWire 410 (オーディオインタフェイス)
まだドライバが未対応なため、完全に認識しなくなった。M-Audioは毎回ドライバの供給が遅れてる気がする。Appleと仲悪いのだろうか…。Webページを見ると、Appleとの協力関係のもとに進行とのこと。
VMware Fusin
64bitモードでは起動せず。こちらも現在対応したバージョンを準備中らしい。
Aqua SKK
今まで入れていたバージョン、ver.3.6では、入力できないアプリがあったりする。どうやらCocoaベースのアプリだと駄目らしい。プロジェクトのページから、ver.4.0RC8をダウンロードしてインストールしたところ、快適に動作するようになった。このバージョンでは、入力モードを切り替えた際に入力している文字の下に一瞬モードが表示されるようになり、便利になった。人によっては邪魔だと思うのかもしれないが。
Cyberduck
FTP/SFTPクライアントは、Fuguよりもこちらのほうが使いやすので愛用していたのだが、起動しなくなった。Webからベータ版(3.3b2)をダウンロードしたところ無事起動するようになった。しかしちょっと動作が不安定な気がする。
カメラ入力関連
QuickTime関連のAPIが一新されたせいなのか、OpenFrameworksからOpenCVの利用や、ProcessinからのVideoライブラリの利用などが使用できなくなってしまった。地味に困る。これも徐々に対応したバージョンが出てくるとは思うけど。

とりあえずは、こんなところか。

それにしてもAppleが偉いと思うのは、今回のアップグレード版の価格が3,300円という破格の価格設定になっているところ。この良心的な価格を、MicrosoftやAdobeはぜひ見習ってほしい。

MacOSX10.0系の名称はずっとネコ科の動物を使ってきた。Public Beta (Siam) → Mac OS X v10.0 (Cheetah) → Mac OS X v10.1 (Puma) → Mac OS X v10.2 (Jaguar) → Mac OS X v10.3 (Panther) → Mac OS X v10.4 (Tiger) → Mac OS X v10.5 (Leopard) → Mac OS X v10.6 (Snow Leopard) 。時期バージョンは、何になるのだろう。そろそろ本命のLionとか来るのかな。

Atsushi Tadokoro — 19 September 2009 06:29
尋常じゃない雪の積り方。高貴なお方は、自分で雪を払い除けてはいけないんすかね…
shipo — 19 September 2009 00:07
宮様…