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あっという間の3日間
今年も7月29日、30日、31日とフル参戦でFuji Rockに行ってきた。一昨年、去年に引き続き今年も雨に祟られる。やっぱり僕は雨男なのか?
とはいえ、今年はColemanの折り畳みのデッキチェアを購入し、現地での居住性を重視した装備を持参した甲斐もあり、なかなか快適に過せた。やはり芝生に座るのと比べると疲れ方が全然違う。ただしその分腰が重くなってしまって、積極的にモッシュピット(ステージ最前部の激しく踊り狂う場所)に出掛ける回数も減り、ステージの後ろからおとなしく観賞する感じ。ステージ間の移動も今年は少なかったように思う。まあ、大人な落ち着いたフジロックも悪くない。
3日間で観たアーティストはこんな感じ。
1日目:Eddi Reader、Lisa Loeb、ザ・キングトーンズ、クレイジーケンバンド、忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS。
Lisa Loebは、眼鏡っ娘ロック!、爽やかできれいなメロディーが印象的だった。何故か最後にみんなで「どんぐりころころ」を輪唱。だれが教えたの? 1960年に結成したというキングトーンズのリーダは、おじいさん。脳梗塞から復帰したばかりということで、1コーラス歌うのが精一杯。後は弟子のジミーちゃんが歌う。昭和の香りが漂うステージだった。クレイジーケンバンドは、演歌ロックあり、爽やかなポップスあり、エンターテインメントに徹したステージ。ケンさん途中で、暑いのでつなぎを脱ぎ捨ててランニング一枚になったら、お腹が出てた。オッサンでした。忌野清志郎は、ゴキゲンだぜベイベーな感じ。ホーンセクションがめちゃめちゃカッコイイ。芸歴35年だそうです。
2日目:Leyona、100s、東京スカパラダイスオーケストラ、Asian Dub Foundation、Beck
100sの時はトイレで並んでて、ほとんど観てなかった。残念。スカパラはなんだかカッコ良すぎだなー。ひがみかもしれないけど。Asian Dub Foundation、勢いがあって結構好きかも。結構日本語が上手。「ドモゴザイマス」「モットモット、サワゲー!」「Son of a Bush!」などと場内を煽ってた。Beckはさすがかっこ良いですね。短パンでタンバリンを持って踊り狂う、謎のオッサンダンサーが気になる。
3日目:The Knack、KEMURI、EGO-WRAPPIN’、くるり、The Beach Boys、Moby、New Order。
この日は、なんといってもくるりが良かったなー。ファンになった。岸田くんはメガネかけてなかった。メガネロックからは卒業か? Beach Boys、さすがに完璧なコーラスワークで僕は素晴しいと思ったのだが、Beach Boysファンというかブライアン・ウィルソンの熱烈なファンであるスキル氏によると「ひどい演奏」だったそうだ。ふーむ。ブライアンバンドでライブを聴いてみたくなった。
こうやって書きだしてみると、3日間でほんとに沢山ライブ聴いたんだなあと実感する。雨はひどかったけど、貴重な時間を過ごした3日間だった。
それにしてもフジロックに来る人達は、列を乱したり、回りに迷惑かける人が少なくて、みんなマナーが良い。まあ3万以上の大金を払って、わざわざ雨にぬかるんだ会場に3日間も音楽を聴くためだけに集まるのだから、やっぱりみんな音楽を愛してるんだよな。そうしたコアな「音楽好き」たちだけで3日間過すっていうのがフジロックの魅力かもしれない。靴は泥だらけになるし、トイレに行くにも、食事を買うにも、常に大行列を覚悟しなきゃならないし、足は疲れるし、かなり散財するけど、また来年も行けるといいな。いつか青空の下で聴いてみたい。