前橋工科大学 - データ構造とアルゴリズム 2019
第8回: 配列の操作、沢山の図形を動かす
今回は「配列 (Array)」というデータ形式について学びます。配列とは複数の値の集合を格納し管理するのに用いられるデータ構造です。
前回の円を動かすアニメーションでは、位置と速度のベクトルを1つの円の動きのパラメーターに用いました。この円を10個、100個と増やしていこうとすると、これまでの変数に1つの値を格納する方法ではすぐにプログラムが破綻してしまいます。このようなケースで配列を使用することで、データをとても賢く管理することが可能となります。
また、JavaScriptの配列には要素を削除したり追加するための命令が用意されています。この機能を活用することで、円の数を増やしたり減らしたりすることが可能となります。
実際にアニメーションを作成しながら配列について理解していきましょう。