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前橋工科大学 – 情報メディアデザイン 2025

反復と乱数

順次処理 (sequence)、反復 (iteration)、条件分岐 (selection) は、プログラムを構造化する際の基本構造です。今回はこの3つのプログラムの基本構造の中から「反復 (iteration)」についてとりあげます。 コンピュータは何度もくりかえし処理することが得意です。プログラムで指定さえすれば、数百回、数千回、数万回と不満を言うことなく瞬時に反復処理を行います。反復によって人力の作業では膨大な時間がかかるような処理も瞬時に終えることが可能です。

今回はさらに、この反復処理に乱数を適用してみます。 乱数とは、サイコロを振って得られる数字のように規則性のない数のことです。p5.jsでは random() 関数を使用することで範囲を指定して乱数を生成することが可能です。

乱数と反復を組合せることで、偶然性を取り入れた表現が可能となります。図形の位置、大きさ、色などを乱数を利用して特定の範囲内でランダムに繰り返し指定することで、偶然性をコントロールしながら表現に取り入れることができるようになります。いろいろな可能性を試してみましょう。

スライド資料

課題!

次々回 (5月22日) までに、以下の課題の制作を行ってください。22日の回に簡単な発表会を行います。

課題: 反復と乱数で表現する

p5.jsで反復 (Iteration / for文) と 乱数 (random) を使用して表現をしてください。

  • OpenProcessingにまだユーザー登録していない方は新規に登録してください (無料)
  • 制作した作品はOpenProcessingに提出してください
  • OpenProcessingに提出する際には、mitmedia250508 のタグをつけて投稿してください
  • 締切は5月22日の講義開始までとします

制作サンプル

アンケート

本日の講義を受講した方は以下のアンケートに回答してください。