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前橋工科大学 – メディアアート・プログラミング 2022

TouchDesigner中級編(3) – オーディオリアクティブ表現 (2) スペクトル解析

TouchDesigner中級編の3回目となる今回は、前回に引続きオーディオリアクティブな表現を探求します。前回は波形の情報からRMS (二乗平均平方根) を算出して音量によるビジュアライズを行いました。しかし、音量の情報だけではビジュアライズの限界があります。

実は我々の耳は音を波形ではなく、周波数に分解して知覚しています。ですので、波形をそのま操作して表示しても、あまり音と一致した映像にはなりません。音を周波数の帯域ごとの音の成分に分解するには、フーリエ変換という手法を用います。これにより、音を周波数帯域ごとの強さにわけて取得することが可能となります。フーリエ変換は、コンピュータ内で高速に処理する高速フーリエ変換(FFT)というアルゴリズムが考案され、現在ではPC内でリアルタイムに変換していくことが可能です。今回は、このフーリエ解析を利用して、TouchDesignerで音を可視化してみましょう。

中間課題 (11/16出題)

TouchDesignerを使用して、サウンドの視覚化による表現をしてください。音量による視覚化 (前回の内容)、FFTを使用したスペクトルによる視覚化 (今回の内容) のどちらの手法を用いても (もしくはその両方を使用しても) 構いません。サウンドファイルはAudio File In CHOPでデフォルトで使用されているサウンドデータでOKです。

締切 : 11月30日 (水) ※講義内で発表会を行います

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サンプルプログラム

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