前橋工科大学 – サウンドプログラミング2024
TidalCycles手動インストール – Windows
事前準備
必ずインストールが必要な項目
Tidalをインストールする前に、以下が最初にインストールされていることを確認してください。
- Git (バージョン管理システム)
- Visual Studio Codeと以下の機能拡張
- SuperCollider (音響合成言語) ※最新バージョンをインストール
- SC3プラグイン (SuperColliderのプラグイン)
※ WindowsでのTidalCyclesではghc 9.6.1とcabal 3.10.1.0が推奨されているのでこのバージョンをインストールします。バージョンの指定方法は後述。
Haskellをインストールする
GHCupのページにあるインストールスクリプトをPowerShellにコピー&ペーストしてGHCupをインストールします (時間がかかります…)
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force;[System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; try { Invoke-Command -ScriptBlock ([ScriptBlock]::Create((Invoke-WebRequest https://www.haskell.org/ghcup/sh/bootstrap-haskell.ps1 -UseBasicParsing))) -ArgumentList $true } catch { Write-Error $_ }
GHCupのインストールが終了したら下記のコマンドを順番に実行してghcとcabalのバージョンを指定します。
ghcup install ghc 9.6.1
ghcup install cabal 3.10.1.0
ghcup set ghc 9.6.1
ghcup set cabal 3.10.1.0
-- 確認
ghci --version
cabal --version</pre>
TidalCyclesをインストールする
コマンドプロンプト(またはPowerShell)を開き、次の2つのコマンドを入力して実行します。
cabal update
cabal v1-install tidal
時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。
SuperDirtをインストールする
SuperColliderを起動し、エディターウィンドウで次のコード行を貼り付けます。
Quarks.checkForUpdates({Quarks.install("SuperDirt", "v1.7.3"); thisProcess.recompile()})
コードをクリックしてコードを実行し、カーソルがこの行にあることを確認してから、Controlキーを押しながらEnterキーを押します。
インストールにはしばらく時間がかかります。インストールが完了すると以下のメッセージが出力されます。
Installing SuperDirt
Installing Vowel
Vowel installed
Installing Dirt-Samples
Dirt-Samples installed
SuperDirt installed
compiling class library...
...
(then some blah blah, and finally, something like:)
...
*** Welcome to SuperCollider 3.12.1. *** For help press Ctrl-D.
VisualStudio拡張機能をインストールする
以下のページからTidalCycles for VSCodeをインストールします。「Install」ボタンを押すとVSCodeが起動してインストールされます。
SuperColliderの初期設定ファイルを編集
SuperColliderの初期設定を行います。SuperColliderを起動して「File > Open startup」から「startup.scd」ファイルを開いて下記の設定を記入します。
/*
* "startup.scd"
* TidalCycles用のSuperColliderの初期設定ファイルのサンプルです
* SuperColliderを起動して「File > Open startup」から開きます
*/
(
s.reboot {
// 読み込むサンプルを増やす場合ここを増やす
s.options.numBuffers = 1024 * 256;
// bootした際に"alloc failed"というメッセージが出る場合ここを増やす
s.options.memSize = 8192 * 32;
// "exceeded number of interconnect buffers"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.options.numWireBufs = 64;
//"too many nodes"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.options.maxNodes = 1024 * 32;
//出力チャンネル数
s.options.numOutputBusChannels = 2;
//入力チャンネル数
s.options.numInputBusChannels = 2;
s.waitForBoot {
~dirt = SuperDirt(2, s);
~dirt.loadSoundFiles;
~dirt.start(57120, 0! 12);
};
//"late"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.latency = 0.3;
};
);
インストールをテストする
チュートリアルのセクションで、TidalCyclesを試してみましょう!