前橋工科大学 – サウンドプログラミング2024
TidalCycles手動インストール – macOS
事前準備
ghcupをインストールするための環境設定として以下のコマンドをTerminalで入力します。
macOS 10.14以下
. "$HOME/.ghcup/env"
echo '. $HOME/.ghcup/env' >> "$HOME/.bashrc"
macOS 10.15以降
. "$HOME/.ghcup/env"
echo '. $HOME/.ghcup/env' >> "$HOME/.zshrc"
必ずインストールが必要な項目
Tidalをインストールする前に、以下のアプリケーションやプログラミング言語をインストールします。
- Xcodeコマンドラインツール (Terminalで以下のコマンドを実行)
/usr/bin/xcode-select --install
- Git (バージョン管理システム)
- Visual Studio Codeと以下の機能拡張
- SuperCollider (音響合成言語) ※最新バージョンをインストール
- SC3プラグイン (SuperColliderのプラグイン)
TidalCyclesをインストールする
まずcabalを使用してパッケージディレクトリを更新して、その後でTidalCyclesライブラリをインストールします。TidalCyclesライブラリを最新バージョンに更新したいときも、毎回この2つのコマンドを実行します。
cabal update
cabal v1-install tidal
以前にTidalCyclesをインストールしたことがない場合は、cabal install tidal --lib
ステップに時間がかかる場合があります。コマンド出力の最後に、Installed tidal-x.x.x
(xxxは最新バージョン番号です)と表示されます。
SuperDirtをインストールする
SuperColliderを起動し、エディターウィンドウで次のコード行を貼り付けます。
Quarks.checkForUpdates({Quarks.install("SuperDirt", "v1.7.3"); thisProcess.recompile()})
コードをクリックしてコードを実行し、カーソルがこの行にあることを確認してから、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。
インストールにはしばらく時間がかかります。インストールが完了すると以下のメッセージが出力されます。
Installing SuperDirt
Installing Vowel
Vowel installed
Installing Dirt-Samples
Dirt-Samples installed
SuperDirt installed
compiling class library...
...
(then some blah blah, and finally, something like:)
...
*** Welcome to SuperCollider 3.11.2. *** For help press Ctrl-D.
VS Code Extensionをインストールする
VS Codeを起動し、拡張機能マーケットプレイスを検索してTidalCycles拡張機能をインストールします。ここからの指示に従って、正しく使用する方法を確認できます。
SuperColliderの初期設定ファイルを編集
SuperColliderの初期設定を行います。SuperColliderを起動して「File > Open startup」から「startup.scd」ファイルを開いて下記の設定を記入します。
/*
* "startup.scd"
* TidalCycles用のSuperColliderの初期設定ファイルのサンプルです
* SuperColliderを起動して「File > Open startup」から開きます
*/
(
s.reboot {
// 読み込むサンプルを増やす場合ここを増やす
s.options.numBuffers = 1024 * 256;
// bootした際に"alloc failed"というメッセージが出る場合ここを増やす
s.options.memSize = 8192 * 32;
// "exceeded number of interconnect buffers"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.options.numWireBufs = 64;
//"too many nodes"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.options.maxNodes = 1024 * 32;
//出力チャンネル数
s.options.numOutputBusChannels = 2;
//入力チャンネル数
s.options.numInputBusChannels = 2;
s.waitForBoot {
~dirt = SuperDirt(2, s);
~dirt.loadSoundFiles;
~dirt.start(57120, 0! 12);
};
//"late"というメッセージが出る場合はここを増やす
s.latency = 0.3;
};
);
インストールをテストする
チュートリアルのセクションで、TidalCyclesを試してみましょう!