前橋工科大学 - 工学デザイン実習 IIIc 2024
第2課題制作のヒント「世界構築 (World Building)」ワークショップ
前回の課題の講評
課題: 「もしも…だったら (What if … ?) 」という問いを考える
- 「もしも…だったら」という問いを考える
- その問いを元に生成AIを用いて画像を生成する
- 単なる空想ではなく、スペキュラティブな「Preferred futures (望ましい未来)」について考える内容
- Preferred futures (望ましい未来)
- 「起こりそう」と「起こってもおかしくない」が混じりあう部分
例:「もしも、楽器の演奏ができなくても自由に個人で音楽を作曲して楽しむことができるようになったら?」
復習: スペキュラティブデザイン
The Cone of Possibilities (可能性の円錐)
- Probable futures (起こりそうな未来)
- ほとんどのデザイナーはこの領域で活動
- 世の中の多くのデザイン方法論、ツール、慣行、教育
- Plausible futures (起こってもおかしくない未来)
- 未来のシナリオの計画や洞察
- 近未来の世界的状況をモデル化
- Possible futures (起こりうる未来)
- フィクション (文芸、映画、SF)
- 思索的なシナリオ
※これより外の領域 → 空想
- Preferred futures (望ましい未来)
- 「起こりそう」と「起こってもおかしくない」が混じりあう部分
- 未来を予測するのではなく、デザインの力で様々な可能性を切り開く
→ スペキュラティブデザインが目指す領域
World Building (世界構築)
前回の課題「What if …?」の成果について検討
- まだ成果がざっくりとして曖昧
- 「望ましい未来」に向けてより精緻に考えていきたい
→ World Building (世界構築)
- 疑問「What if … ?」(もしも…だったら) を元に具体的な世界を想像して記述
- 様々な角度から、想像する世界の細部を構築していく
- 今回は、Viraj Joshi氏によるWorld Buildingツールキットを援用
1.5時間程度を目処に以下の作業を行います
1. World Building Toolの日本語翻訳版FORMに記入
2. 作成した「世界」の設定の基いたイメージ (画像) を生成AIで作成
3. 世界について文章で記述する (説明文、小説、詩) ※生成AIを使用しても良い!
参考 1 : Postcard from the Future
世界構築 (World Building) の結果生まれた33のアイデアをポストカード形式で提示
参考 2 : 生成AIで動画作成
強力なサービスが開始
昔の写真が動画に!
次週までの課題
次週までに以下の作業を行ってください。
- 本日行ったWorld Buildingの内容を踏まえて作品の背景となる世界設定の詳細を考える
- その内容を踏まえて、Postcards from the Future を参考に以下の内容を記述したプレゼンボードを作成
- 作品タイトル
- 作者名
- 作品画像
- 背景となる世界の設定と作品の説明
- 生成AIはどんどん活用してください!
- 以下のFigmaのテンプレートを使用してください
作成例
アンケート
本日の演習に参加した方は以下のアンケートに答えてください。