SFC – デザインとプログラミング 2017
Processing Libraries 1 : ControlP5 – GUIを作成する
Processingは、その設計思想として、構造をあまり複雑にせず創造的な部分に集中できるよう焦点を絞っています。グラフィクスとモーションを作り、マウスやキーボードといった汎用的な入力デバイスに反応する機能が基本です。しかし、それ以上のことを行うために、Processingではライブラリー (Libraries) というものが用意されています。ライブラリーとは汎用性の高い複数のプログラムを、再利用可能な形でひとまとまりにしたものです。Processingでも用途に応じて様々なライブラリがまとめられ、入手できるようになっています。
Processingのライブラリーには大きく分けて2種類あります。Core LibrariesとContributed Librariesです。Core Librariesは、Processingの開発元からオフィシャルに提供されているライブラリーで、Processingのソフトウェアに付属してきます。Contributed Librariesは、Processingのユーザー達によって公開されている非公式のライブラリーで、別途ダウンロードが必要です。
今回は、ライブラリーの導入として、カスタマイズしたGUIをプログラムに追加するための「Control P5」というライブラリーを取り上げます。ControlP5を活用することで、GUIを様々なパラメータに適用するすることが可能となり、プログラムの調整をインタラクティブに行うことが可能となります。