Media Lab. I 2018 – 多摩美術大学
クリエイティブ・ビジュアライゼーションWS 2018
2017年度前期講義(情報デザインコース&メディア芸術コース共同開催)
- 曜日:火曜日3〜4限 (田所)
- 担当:山辺真幸・田所 淳・永原康史・久保田晃弘
- 教室:情報デザイン棟206
- 個人のコンピュータがある人は持参すること
テーマ
プログラムコード(アルゴリズム)によって、データを可視化するための基礎と、美しく創造的に表現するための方法を、ハンズオン形式で学ぶ。データ+コードという今日のデザイン/アートに必要不可欠な基礎力(プロシーデュアル・リテラシ)を身につけるだけでなく、そこから新たな造形、色彩、運動、インタラクションの可能性を探る。ディスプレイ出力だけでなく、プロッターや3Dプリンタを用いた新たなデバイスの活用も展望する。なお、授業の内容を学内外にアナウンスし、参加メンバーはオープンとする。
今期のメディアラボでは、「写真」をテーマに「図 (ベクター)」による表現から、「写真 (ラスター、ピクセル)」による表現へというテーマで、データや計算から生成される新たな絵(ラスターデータ、ピクセルデータ)を生成しよう、というコンセプトで進めていきます。
講義ノート
- 第1回 : オリエンテーション / データと「写真」
- 第2回 : クリエイティブコーディング基本 – openFrameworks 1
- 第3回 : 生成的な形をつくる openFrameworks + OOP
- 第4回 : openFrameworks – 3Dグラフィクス、メッシュの操作
- 第5回 : 写真 1 – 画像データの読み込みと再合成
- 第6回 : openFrameworks Addon 1 : Addonについて – ofxGui
- 第7回 : 写真 2 – ライブカメラの映像を処理、コンピュータビジョン導入
- 第8回 : Shader (GLSL) によるGPUプログラミング
- 第9回 : ライブコーディング入門 – Sonic Pi
- 第10回 : 写真3 – 学習する知覚、機械学習に触れてみる
- 第11回 : 写真 4 – データフォトグラフィー
- 第12回 : openFrameworks 複数のシーンの管理・切替え、ofxStateMachine
- 第13回 : 写真5 – 学習する知覚、ml5.jsで機械学習をプログラミング
参考文献
- 「FORM+CODE―デザイン/アート/建築における、かたちとコード」BNN新社 2011年
- 「ビジュアル・コンプレキシティ―情報パターンのマッピング」BNN新社 2012年
- 「Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド」BNN新社 2013年
- 「データ可視化プログラミング入門」山辺 真幸 古堅 真彦 秀和システム 2013年
- 「[普及版]ジェネラティブ・アート―Processingによる実践ガイド」BNN新社 2014年
- 「インフォグラフィックスの潮流: 情報と図解の近代史」永原康史 誠文堂新光社 2016年
- 「Generative Design ―Processingで切り拓く、デザインの新たな地平」BNN新社 2016年
- 「Nature of Code- Processingではじめる自然現象のシミュレーション」株式会社ボーンデジタル 2014年
- 「ビジュアライジング・データ―Processingによる情報視覚化手法」オライリー・ジャパン 2008年
- 「ビューティフルビジュアライゼーション」オライリー・ジャパン 2011年
- 「Rhinoceros+Grasshopper建築デザイン実践ハンドブック」彰国社 2014年
- 「Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門」BNN新社 2015年
- 「新しい時代のブランドロゴのデザイン -ダイナミック・アイデンティティのアイデア97」BNN新社 2015年
- 「The Book of Shaders」Patricio Gonzalez Vivo http://goo.gl/t9z97i