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多摩美 - サウンド・パフォーマンス 2016

Sonic Pi – サンプルを使う、ランダム化

ワークショップの前半は、先週の課題「1分パフォーマンス」の発表を行います。まだ、Sonic Piを使い始めたばかりですので完成度や熟練度を追求するのではなく、ヘッドホンやイヤホンではなくスピーカーを通して大きな音で自分の作成した音を聞いてみる機会、場慣れのための機会と考えましょう。

後半はSonic Piでのプログラミングの続きです。今回は、前回のシンセを使用した音の再生とは別の方法、サンプルを使用した音の再生を取り上げます。サンプルは、サウンドファイルを読み込んで指定したタイミングで音を再生します。前回のシンセがシンセサイザーとすると、サンプルはサンプラーに相当します。演奏するタイミングだけでなく、音量、定位、再生スピードなど様々なパラメータを設定可能です。また、Sonic Piにあらかじめ用意されたサンプルだけでなく、ファイルの場所を指定して外部ファイルを読み込むことも可能です。

今回はさらに、Sonic Piにおけるランダム (乱数) の生成とその使用方法について解説します。Sonic Piでは、単純な乱数だけでなく、指定した範囲の乱数 (rrand, rrand_i)、リストの中からランダムに選択(choose)、サイコロをふってその結果で選択(dice) など様々なランダム化の関数が用意されています。音楽への応用を考えながら、乱数を使用していきます。

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