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インタラクティブアート論

  • 担当教員(所属) : 田所 淳 (兼任講師)
  • 授業科目区分 : 専門教育科目
  • 授業種別 : 講義科目
  • 時間割コード : M201601
  • 開講学期 : 2016年度 後期
  • 開講曜限 : 月曜5限 (16:45 – 18:15)
  • 対象所属 : メディア学部メディア学科
  • 対象学年 : 2年, 3年, 4年
  • 単位数 : 2
  • 教室 : 片柳研究所E402

授業概要

この授業では、鑑賞者が何らかの形で参加することにより成立する作品「インタラクティブアート」について考え、実際に作品を制作する。インタラクション(相互作用)とひとくちに言っても、その手法や技術的な基盤は多岐に渡っている。この授業では様々なインタラクションの手法とその実現方法を紹介する。開発環境には、C++を使用したクリエイティブコーディングのフレームワークである、openFrameworksを用いる。

講義ノート

到達目標

インタラクティブアートの歴史と現状が理解した上で、様々な技術を用いてインタラクティブアートの創作ができるようになる。本講義では、実学に基づく専門能力および論理的な思考力を身につけることに 重点を置く。

授業方法

各回で、様々なインタラクティブアート作品を紹介する。その上で実際にどのようにすれば実現できるのかopenFrameworksでコーディングしながらその技術や手法について解説していく。最終的には履修者それぞれがインタラクティブな作品を制作し発表するところまでを目標とする。ノートPC必携。

履修上の注意

プログラミングの基礎(制御構造、条件分岐、関数など)は理解していること。

準備学習

授業のWebページに各回の内容を掲載するので、履修者はあらかじめ目を通し概要を理解する。また、定期的に出題する課題を通して各回の内容を復習すること。

成績評価方法・基準

履修態度、課題提出(中間課題・最終課題)の内容を総合的に評価する。履修態度を踏まえた平常点を30%、中間課題30%、最終課題40%の比率で評価し、100点満点で60点以上を単位認定要件とする

教科書

特になし

参考書

授業計画

  • 第1回: インタラクティブアートの概要
  • 第2回: 導入1 – openFrameworks開発環境の設定
  • 第3回: 導入2 – openFrameworks入門、プログラムの基本
  • 第4回: 基礎1- 機能の拡張、addonについて
  • 第5回: 基礎2 – 物理演算によるインタラクション、ofxBox2d
  • 第6回: 中間作品講評会
  • 第7回: 応用 – サウンド1 : FFTの実装、ofxFft基本
  • 第8回: 応用 – サウンド2 : ofxFftによるビジュアライズ
  • 第9回: 応用 – サウンド3 : オーディオビジュアル
  • 第10回: 応用 – ビジョン1 : OpenCV実装、ofxCv基本
  • 第11回: 応用 – ビジョン2 : 動きの視覚化、オプティカルフロー
  • 第12回: 応用 – ビジョン3 : 身体の動き、ofxFaceTracker
  • 第13回: シンセシス – 様々なインタラクションの統合
  • 第14回: 作品制作演習
  • 第15回: 最終作品講評会