メディア芸術の基礎 2015 - 東京工科大学
第12回:Sonic piでサウンドプログラミング3 – サンプリング&プレイバック、レコーディング
Sonic Piによるサウンドプログラミングの3回目の今回は、これまでやってきたような音響合成ではなく、あらかじめ録音(サンプリング)した音を再生して、作品の中で利用する方法について学んでいきます。Sonic Piでは、“sample” コマンドを使用することで “play” と同じような感覚でサンプリングした音を使用することが可能です。単純に再生するだけでなく、音量や定位、再生スピード、エンベロープなど様々なパラメータを変更することが可能です。また、サンプリングした音は、内蔵のあらかじめ準備された音だけでなく、ローカルに保存したサウンドファイルをプログラムに読み込んで使用することも可能となっています。
また、今回は完成した作品をサウンドファイルとしてミックスダウンする方法についても取り上げます。といっても、Sonic Piでは「Record」ボタンを押すだけで、とても簡単にプログラムで生成した音響をサウンドファイルに書き出すことが可能です。
次回以降は、このSonic Piで生成してミックスダウンしたサウンドファイルを用いて、Processingでビジュアライズしていきます。