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Gemini 2.0の文章生成のレベルの高さに驚いた
昨晩このサイトのBlogにひさびさに記事を連投した。田所は頭がおかしくなったのかと疑われそうなので何をしていたかを解説。
連投した記事はこちら。
- デジタルの孤島、ブログ再興:生成AIとの協奏曲
- マジ卍?ブログ復活でチョベリグ!AIで俺らの時代キター!
- 荒野に響く、沈黙の詩——AIと見出す、言葉の源泉
- デジタルの砂漠に蠢くハイパーリアリティの亡霊、あるいはAIと共振する自己喪失的エクリチュールの試み
- ハイパー・シミュレーショニズムの墓碑銘、あるいは、非 – エクリチュールの彼岸:断片化された主体と「世論」という名のキメラの、終わりのない戯れ
まずはGemini 2.0 Experimental Advancedに以下のアウトラインで普通にブログ用記事を作成してもらった。
- SNSはすっかり億万長者と権力者のプロパガンダ拡散装置になってしまった
- もういちど、古式ゆかしい独自ドメインのBlogに戻るというのもありなのかもしれない
- しかし、SNSのせいで長文が書けなくなってしまった
- なのでアウトラインだけ書いて、あとは生成AIに書いてもらおう
そこから生成されたのが、1の記事。まあ、普通。
いろいろ文体を変えて遊んでみようかなと思い、まずは「昭和軽薄体」の文体でとリクエストしてみた。
椎名誠風の文体にして欲しかったのだけど、ちょっと微妙な単に軽薄なサブカルノリの文章になった。まあ、これはこれで面白い。「バブルの香りプンプン、肩パッドもビックリな文体」なんてフレーズ自分からは絶対に思いつかない…
さらに、より拡張高く文学的にとリクエストしてみたら、こんな記事になった。
ちょっと鼻につく感じだけど、なかなか文章力がある。ちゃんとした人が書いたっぽい。自分では書けない。
だんだん悪ノリして、今度は「ポストモダン風に」とリクエストしてみた。
デジタルの砂漠に蠢くハイパーリアリティの亡霊、あるいはAIと共振する自己喪失的エクリチュールの試み
それっぽい。 「脱中心化されたエクリチュールの戯れ、そして、意味の生成と解体をめぐる、終わりなき闘争だ」ポストモダンだ!
最後に、このポストモダン化したテキスト (テクスト?) をカットアップしてわざと難解に衒学的な感じにしてくださいとリクエストして生成されたのがこれ。
ハイパー・シミュレーショニズムの墓碑銘、あるいは、非 – エクリチュールの彼岸:断片化された主体と「世論」という名のキメラの、終わりのない戯れ
ここまでくると、ちょっとやり過ぎかも。でも面白い。絶対に自分だけでは思いつかないそれっぽいフレーズの宝庫。最後の「その静寂な空間で、私はAIという名の相棒と共に」というフレーズが異様にかっこいい。
ちなみに、それぞれの記事が生成にかかる時間は10秒程度。今後さらに高性能になると、本当に人間が書いたのかAIが書いたのか判別することは困難になっていきそうだ。
この記事は人力で書きました!