メディアアート・プログラミング Ⅰ 2022
- オンライン開講を予定
- 開講責任部署: 美術学部
- 対象学生: 美術(学部・修士・博士)、音楽(学部・修士)、国際(修士)
- 講義開講時期: 前期
- 講義区分: 芸術情報センター(AMC)
- 基準単位数: 3
- 代表曜日: 金曜日
- 時限: 3〜4時限
- 授業を行う教員: 田所淳、森山朋絵
授業概要
メディアアート作品のためのプログラミング技術と、作品展示のための企画を学ぶワークショップ。p5.jsなどのツールを駆使して実践的なメディアアートのプログラミングの基礎を学び、提示されたテーマにそって作品プランを作成し、制作する。
講義資料
- オリエンテーション、なぜプログラミングするのか?
- かたちとコード / 基本図形と色彩による画面構成
- 変数と定数、オブジェクト
- 反復と乱数
- 動きを生みだす – アニメーションとベクトル
- p5.jsで画像データを扱う – 画像の分析・再合成
- p5.dom でHTML 5オブジェクトを使う
- 関数によるモジュール化とバリエーション
- 生成的な形をつくる – p5.js オブジェクト指向プログラミング入門
- p5.js オブジェクト指向プログラミング2 – コンストラクターと、オブジェクトのバリエーション
- p5.jsで3Dグラフィクスをプログラミング
- p5.js Libraryを使う- p5.soundでサウンドプログラミング 1
- 最終課題へ向けて! – Patatapを作る!
- Beyond p5.js – 次のステップへ!
- 最終課題について / 最終課題制作実習・質問受付
- 最終課題講評会
到達目標・カリキュラム上の位置付け
- メディアアート表現のためのプログラミングの基礎を身に付ける。基本的なプログラミングの技術を理解して、その技術を応用して独自の表現を行う。
- 画像、映像、音声といった情報メディアを、プログラミング開発という情報技術を用いて表現を行う。
- p5.js (JavaScript)を使った作品(動画、インタラクション系作品、インスタレーション他)のプランを実装し完成させる。
テキスト・参考文献
- 田所 淳 (著)『演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践 ―Show Us Your Screens』ビー・エヌ・エヌ新社
- 田所 淳 (著)『Processing クリエイティブ・コーディング入門 – コードが生み出す創造表現』技術評論社
- ノイズアーキテクツ著『Rhinoceros+Grasshopper建築デザイン実践ハンドブック』彰国社
- 田所 淳(著) 齋藤あきこ(著, 編集)『Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド』ビー・エヌ・エヌ新社
- ベン・フライ(著) ケイシー・リース(著) 中西泰人(監修) 安藤幸央(翻訳) 澤村正樹(翻訳) 杉本達應(翻訳)『Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門』ビー・エヌ・エヌ新社
- Casey Reas(著) 久保田 晃弘 (監修) 吉村 マサテル(翻訳) 『FORM+CODE -デザイン/アート/建築における、かたちとコード』ビー・エヌ・エヌ新社
- ダニエル・シフマン (著), Daniel Shiffman (著), 尼岡 利崇 (監修), 鈴木 由美 (編集), 株式会社Bスプラウト (翻訳)、Nature of Code -Processingではじめる自然現象のシミュレーション、ボーンデジタル
- マット・ピアソン (著),沖 啓介(翻訳),久保田 晃弘(監訳)、ジェネラティブ・アート-Processingによる実践ガイド、ビー・エヌ・エヌ新社
- Hartmut Bohnacker (著), Benedikt Gross (著), Julia Laub (著), 国分 宏樹 (監修), 深津 貴之 (監修), Claudius Lazzeroni (編集), 久保田 晃弘 (その他), Generative Design ―Processingで切り拓く、デザインの新たな地平, ビー・エヌ・エヌ新社
- 森山朋絵・東京都写真美術館(監修),「映像体験ミュージアム―イマジネーションの未来へ」工作舎
- 森山朋絵(監修・共著),「Intermedia :メディアと芸術の相関を思考する 第2巻:praxis」トランスアート
- 森山朋絵・東京都現代美術館(編著)「ミッション 宇宙×芸術 コスモロジーを超えて」青幻舎
- Beryl Graham(著)Sarah Cook(著)『Rethinking Curating – Art after New Media』MIT Press