Interactive Music II
東京藝術大学藝術情報センター(AMC)
木曜4限
授業のテーマ
インタラクティブなサウンドプログラミングの応用と実践。
この講義では、前期に開講される「インタラクティヴ・ミュージック」の内容を踏まえて、さらに実践的にサウンドプログラミング技術の理解を深めます。演習は教室での講義とAMCウッドデッキでのパフォーマンス実習を交互に行いながら、実践的にサウンドプログラミングを習得します。プログラミングの環境としては、フリーウェア(GPLライセンス)として入手可能な音響合成用プログラミング環境および言語であるSuperColliderを用います。演習の最後は履修者全員でライブイベントを企画し、外部で発表を行います。
授業ノート
- 第1回: ガイダンス、SuperCollider入門
- 第2回: SuperCollider入門 2 – 関数とUGen
- 第3回: SuperCollider入門 3 – 音を混ぜる(Mix)、ハーモニー
- 第4回: SuperCollider入門 4 – 楽器を定義、変調合成(RM, AM, FM)
- 第5回: SuperCollider入門 5 – 時間構造をつくる、エンベロープと反復
- 第6回: SuperCollider応用 – SuperColliderと OSC (Open Sound Control)
- 第7回: SuperCollider応用 – 外部アプリケーションとの連携、Processingの基本
- 第8回: SuperCollider応用 – 外部アプリケーションとの連携、Processingによるアニメーション
- 第9回: SuperCollider応用 – ProcessingとSuperColliderの連携1
- 第10回: SuperCollider応用 – ProcessingとSuperColliderの連携2
- 第11回: Processingによる音の可視化、アプリケーション間でサウンドをルーティングする
- 第12回: Processingによる音の可視化、minimライブラリを活用する
- 第13回: 最終課題について、ここまでのまとめ
教材・参考書
授業資料はWebサイト(https://yoppa.org/)に掲載します。
参考図書:
- “The SuperCollider Book”, James McCartney, Scott Wilson, David Cottle, Nick Collins, The MIT Press, 2011
- 「コンピュータ音楽―歴史・テクノロジー・アート」Curtis Roads(著) 青柳龍也(訳) 後藤真孝(訳)、東京電機大学出版局、2001
- 「Handmade Electronic Music ―手作り電子回路から生まれる音と音楽」Nicolas Collins(著) 久保田晃弘(監訳) 船田巧(訳)、オライリージャパン、2013
- 「PA入門 [改訂版] 基礎が身に付くPAの教科書」小瀬高夫 須藤浩、リットーミュージック、2012
成績評価の方法
出席数、履修態度、課題提出(中間課題・最終課題)の内容を総合的に評価します。
履修上の指示事項
Macの基本操作(マウスの操作、文字の入力、ファイルやフォルダの操作)は理解している前提で授業を行います。