人工知能と創作 2024
- 東京藝術大学芸術情報センター (AMC)
- 開講責任部署 美術学部
- 対象学生:美術 学部・修士・博士)、音楽(学部・修士)、国際(修士)
- 講義開講時期 後期
- 基準単位数 2
- 金曜日3時限
- 校地 上野 (AMC)
授業概要
AIの技術的進歩は凄まじく世の中に多大な影響を与えています。アートやデザインといった創作の分野でも無視することのできない存在となっています。この講義は人工知能、特に生成AIの基礎から応用までを探求し、AIを用いた創造的作品を作成するプロセスを探求していきます。まず始めにGoogleのTeachable Machineなどのツールを活用しながらニューラルネットワークや機械学習といったAIの基本を学びます。さらにプログラミング支援、テキストと画像生成、音楽、インタラクティブメディアの生成、映像生成といったAIを活用した創作について掘り下げていきます。ここまでの内容を元に中間発表を行った上で、後半は各受講者が生成AIを用いた創作プロジェクトを企画します。それぞれが企画したプジェクトについて発表し、それを元にディスカッションを行い最終プロジェクトの作成に取り組みます。最後にそれぞれの作品を元にした展覧会を企画し、作品を展示し講評会を行います。
講義ノート
- 人工知能と創作 – オリエンテーション
- 人工知能、機械学習、深層学習、生成AIについてTeachable Machineで機械学習体験
- ChatGPTへ至る30年の歴史、画像生成AI導入
- 「AI生成自画像」講評 / 生成芸術の歴史と未来
- 動画生成AIを使ってみる
- 生成動画「幻覚 – バッド・トリップ」講評 / AIと音楽制作
- AIを活用したプログラミング入門
- 最終課題制作のヒント1 – 生成コレクション
- 最終課題制作のヒント2 – Speculative Design with Generative AI (生成AIによるスペキュラティブデザイン)
- 人工知能と創作最終課題制作のヒント3 – 機械学習ライブラリーを使ってみる MediaPipeとml5.js
- 人工知能と創作最終課題制作のヒント4 – Google関連のAIテクノロジーの紹介
参考書
- 徳井直生. “創るための AI: 機械と創造性のはてしない物語.” ビー・エヌ・エヌ (2021).
- Manovich, Lev. AI aesthetics. Moscow: Strelka Press, 2018.