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大学教員になります

来年度より、前橋工科大学総合デザイン工学科で常勤の教員として働くことになりました。

思い返してみると、2002年に会社を辞めフリーランスとなり、間も無く多摩美での非常勤講師を開始して、それから16年にわたって流浪の非常勤講師 + 自営業で生計を立てるという生活でした。その間に、多摩美術大学、千葉商科大学、嘉悦大学、東京藝術大学、東京工科大学、慶應義塾大学、明治大学と様々な大学で流浪の非常勤講師としてお世話になってきましたが、これからは腰を落ち着けて研究と教育ができる拠点ができました。(ただし、藝大と慶應SFCは非常勤継続予定)。

経験がある方でしたらご存知の通り、日本の大学の非常勤講師は基本はコマ単価のバイトのようなものであり、専用のスペースなども持てないため、常に非常勤先の教室と自宅の間で電車移動を繰り返すという生活でした。また、正直言ってギャラはとても安いので非常勤講師業だけではとても生活できず、フリーランスでの仕事と兼業しながらなんとか凌いできた状況です。そんなわけで、専用の研究・制作スペースが持てて、さらに安定して月給が入ってくるという生活に移行できそうで正直ホッとしました。フリーランスの仕事もいつまでできるかわからなかったですし…

来月で47歳になるので、そろそろ流浪の生活も終えて、腰を落ち着けるタイミングだったのかもしれません。

前橋工科大学は前橋市にある公立大学で、都心から新幹線使用して1時間半から2時間弱といった感じの場所です。まあ大阪や北海道などよりは近いけれど、日帰りで毎日行き来するのはちょっと大変な感じ。なので、前橋近辺に拠点を移して、用事がある時は都内へは新幹線で移動するという生活になりそうです。

正直、常勤の教員としての仕事はまだ全然理解していないので、これからいろいろ大変なこともありそうですが、まずは頑張ってみようかと。もちろん、これまで通り創作活動は続けます。

ちなみに、前橋工科大学の英語名は、Maebashi Institute of Technology、省略するとMITだ!!