用意するもの
- OSOYOOのLCDタッチパネルを装着したRaspberry Pi (授業内で作成したもの)
- SDカードのスロットがあるMac (Macbook Proなど)
- SDカードアダプターが付属した、Micro SDカード (8GB以上)
Step 1. ディスクイメージをダウンロード
以下のURLからディスクイメージをダウンロードして、解凍したファイル「raspberrypi.dmg」をデスクトップに保存します。
※「ファイル内容がプレビューできない」という内容の警告が出ますが、気にせずダウンロードしてください。
Step 2. MacにSDカードを装着
MicroSDカードをSDカードアダプタに入れ、MacのSDカードスロットに入れます。
Step3. ディスク番号の確認
Macの「ターミナル.app」を起動します。(アプリケーション > ユーティリティー内にあります)。
ターミナルで以下のコマンドを入力して、SDカードのディスク番号を確認します。
diskutil list
挿入したSDカードと同じ名前が、/dev/diskX として表示されるはずです。下記の例では「disk2」がディスク番号になります。
Step 4. SDカードをアンマウント
まず、下記のコマンドでSDカードのマウントを解除します。ディスク番号は、Step 3で確認した番号に変更してください。
diskutil unmountDisk /dev/disk2
Step 5. SDカードのフォーマット
下記のコマンドでSDカードをフォーマットします。ディスク番号は、Step 3で確認した番号に変更してください。
注意!! : ディスク番号を間違えると、最悪Mac内のデータを全て消去してしまう場合もあります。必ずStep3で確認した番号にしてください!!
sudo newfs_msdos -F 16 /dev/disk2
Step 6. ディスクイメージのコピー
下記のコマンドで、デスクトップに配置した「raspberrypi.dmg」のイメージをSDカードにコピーします。コピーには10分ほど時間がかかります。
※Step 3で確認したディスク番号が「disk2」なら、of以下は「of=/dev/rdisk2」と先頭に「r」を追加します。
sudo dd if=~/Desktop/raspberrypi.dmg of=/dev/rdisk2 bs=5m
Step 7. Raspberry Piに差し替えて起動
コピーが完了したらSDカードを取り出し、中にあるMicro SDカードをタッチパネルLCDディスプレイを装着したRaspberry Piに装着します。Raspberry Piの電源を入れて起動すると、Processingと最新のSonic Piを内蔵したワークショップ用のシステムが起動します!
この講義の前半は、Sonic Piという音楽開発環境を使用しながら、コンピュータと音楽の関係について考えていきます。
Sonic PiのWebサイトの先頭に、Sonic Piのキャッチフレーズが書いてあります。
Sonic Pi – The Live Coding Music Synth for Everyone. (Sonic Pi – ライブコーディングのシンセサイザーを全ての人に)
このキャッチフレーズからわかるように、Sonic Piでは「ライブコーディング(Live Coding)」という機能が大きな売りとなっています。ではライブコーディングとは何なのでしょうか? 普通のコーディングとはどこか違うのでしょうか? 今回はまずこのライブコーディングについてその成立の過程を紹介しながら、特徴と魅力について解説していきます。
後半は実際にSonic Piを用いたコーディングの基本を学びます。簡単なライブコーディングができるまでを目指します!
スライド資料
今回は初回の授業なので、まず始めにこの講義の全体概要を説明します。授業概要、到達目標、授業方法、成績評価方法・基準について説明していきます。
概要に続いて、イントロダクションとして、「クリエイティブ・コーディング (Creative Coding)」と呼ばれるコーディング環境について、具体的な開発環境や言語をあげながら解説していきます。そして、この授業で主に使っていくProcessingという言語/開発環境について、開発の歴史、開発者、どのような特徴があるのかといった内容について解説します。
最後に簡単なアンケートを行います。
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今回は、前回制作したLCDタッチスクリーン3.5インチディスプレイを装着してケースに入れたRaspberry Piを「楽器」として使用できるように環境構築とプログラミングをしていきます。
今回は、タッチスクリーンを入力デバイスとして使用してSonic Piから音を出す方法として、ProcessingでGUIを作成してそのインタラクションの情報をOSC (Open Sound Control) を使用してSonic Piへ送出するという方法を採用しました。Sonic Piは、最新版であるver 3から正式に外部のOSCの入力に対応したため、とてもシンプルなコードでこの機能を実現できるようになりました。
Raspberry Piでいきなりプログラミングするのはいろいろ面倒なことが多いので、まずMacでProcessingとSonic Piのコーディングを行い、動作を確認した上で、それをそのままRaspberry Piへと移植するという方法で進めていきます。またRaspberry Piの環境設定は、丸ごと環境構築したディスクイメージをそのままコピーして使用していきます。
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今回からいよいよopenFrameworkを用いたプログラミングを開始していきます。
openFrameworksは、例えばProcessingのように開発のための環境が整えられたアプリケーションとして配布されているわけではありません。openFrameworks自体は、あくまでライブラリー(プログラムを再利用可能な形でひとまとまりにしたもの)の集まりに過ぎません。この機能を活用するには、使用しているOSごとに、統合開発環境(IDE)と呼ばれるプログラミング開発のための専用のアプリケーションを入手して環境設定する必要があります。前半はこのIDEの入手方法と設定方法について開発します。
後半は設定したIDEを用いて、まずサンプルをビルド(実行可能な形式にコンパイルすること)してみます。様々なサンプルをビルドすることでopenFrameworksで何ができるのかイメージできてくると思います。時間に余裕があれば、実際に簡単なプログラムにも挑戦します。
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次週までの課題
openFrameworksのexampleフォルダ以下にあるサンプルから1つお気に入りをピックアップして、そのプログラムを解析しプログラムを変更して、実行結果に何か1つ以上変化を加える。
課題の提出方法
- emailで提出
- To : tadokoro+interactive17@gmail.com
- Subject: 課題1
- 作成したプログラムの実行結果をスクリーンキャプチャーしてメールに添付
- 本文に以下の内容を記入して提出
- 学籍番号
- 氏名
- プログラムを変更した箇所を簡単に説明
締切: 次回の講義開始時間まで
コンピュータミュージック初回は、まずこの講義全体の概要と、講義の進め方、成績の基準、履修上の注意などの情報について説明します。
概要について理解した上で、まず始めにこの講義では「コンピュータミュージック」をどのように捉え、どういったアプローチで創作していこうと考えているのかを、これまでのコンピュータ音楽の歴史を踏まえながら解説します。また、講義前半で主に使用するSonic Piについての導入を行います。
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今回から、Raspberry Piを使用して、オリジナルの「楽器」を制作していきます。
初回となる今回は、まずRaspberry Piとは何なのか、その基本を理解した上でセットアップを行います。さらに、このワークショップで使用する3.5インチタッチスクリーンをRaspberry Piにとりつけ、さらにケースを制作します。
今回制作するRaspberry Piを中心としたガジェットが、今後使用する「楽器」の原型となります。しっかりと組み上げていきましょう!
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今回は初回の授業なので、まず始めにこの講義の全体概要を説明します。授業概要、到達目標、授業方法、成績評価方法・基準について説明していきますので、履修の参考にしてください。
後半はイントロダクションとして、これまでのプログラマーの歴史を踏まえて、これからの時代の“Hybrid”なプログラマーとは何かについて考え、またそうしたプログラマーを支える「クリエイティブ・コーディング」と呼ばれる開発環境について解説していきます。
最後に、次回の授業までに必要となる統合開発環境の準備と、必要なファイルのダウンロードについて説明します。
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今回は初回の講義ということで、まずこの授業全体のガイダンスを行います。授業の概要を把握した後で、この授業での情報の編集と表現と土台となるWorld Wide Web (= WWW)とは何なのかということについて、簡単な歴史的な経緯を含めてその成り立ちを解説していきます。また、WWWを支えるHTML、HTTP、URLという3つの重要な仕組みについて説明します。
後半は実際にWebページの作成に挑戦します。Webを記述するための基本となるマークアップ言語HTMLについて、その構造と文法に基本について解説し、実際に簡単なWebページの作成までを目指します。
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Disenchantment Space
Hi, I am Atsushi Tadokoro.
Thank you for coming today. I am a creative coder from Japan. I will give you a short introduction of my work.
The title of my work is “Disenchantment Space”. The word “Enchantment” means to have a magical effect on someone or something, and “Disenchantment” is to break an enchantment or a magic.
In this project, I wanted to free the new media art from the “the magic” or a black box of technology.
Nowadays, artists tend to use the word “magic” to explain their works, and the audience seems to pleased their magic.
But, I think it is dangerous. Because of the magic hiding technologies from people. Technology in a black box can be easily used for a wrong purpose.
Gradually, people are becoming afraid of hidden technology like Artificial Intelligence. So, here I open up all technology in this project.
You can see all of the code at my feet what you can see on the wall and feel the sounds in this space. When I walk around, the visuals and sounds are changed by my position.
Now I am the code itself.
Then, this space becomes the huge programmable space. You feel the audio and the visuals from the perspective of code.
There is no magic, no mystery here. This is a way to disenchant the spell of AI age.
Thank you again for coming here today.
Please enjoy.